2008年07月17日

GReeeeN「旅立ち」

旅立ち
旅立ち
posted with amazlet at 08.07.17
GReeeeN
NAYUTAWAVE RECORDS (2008-03-05)
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<王道ど真ん中の「別れ」シーン>

 ミディアムテンポ&平易な言葉とキャッチーなサビ&シャッフルのリズムに乗るラップ、とすっかり毎度おなじみとなったGReeeeNです。
 今回は、リリース時の季節柄もあるのか、「桜」のイメージを盛り込んだ別れの歌。お互いに離れる中でも、未来を追っていく「君」を応援する、というポジティブな内容に仕上がっています。

 何度かこのブログでも取り上げましたが、この曲で描かれる別れは、一人称視点の男性側が「残る」そして相手の女性側が「旅立つ」構図になっています。
 男性主人公が旅立つのではなく見送るパターン、やっぱり近年増えてきている気がしますが、いかがでしょう。現代の若者が受動的な意識になってきていることの表れだ!女性の社会進出が定着してきたことの表れだ!…なんていきなり言っちゃうのは、さすがに飛びすぎでしょうか。
 ただ、「誰かにエールを送る」メッセージソングに人気が集まる傾向は感じていて。その点を踏まえると、別れのシーン、相手を見送る視点、さらに<明るく送り出すポジティブさ>もセットで、受け入れられやすい設定として増えつつあるのかなと。

 いつものデートで、『夢を求めて 旅立つと言ったね/君の涙と共に』と、夢を追うために新天地を目指す決意をした「君」。「僕」は『笑顔で送り出すと決めたから』と、その決心を受け入れます。
 『君は/「少しの間、、、」と』というフレーズから、おそらくはこの二人はもう二度と会わないというわけではなく、今後も連絡を取り合ったり、そのうち再会することを考えているのでしょう。歌詞中に描かれるフレーズを追っていくと、まるで今生の別れのようにドラマティックですが。

 「駅で見送り」「手紙を渡す」、あと「ぶつかったのが出会い」なんて、とにかくベタなストーリー展開。意外性はないですが、まあこういうタイプの楽曲はヒネっても泣き度合いが下がるだけなので、このくらい王道な感じがいいのかもしれません。
 一番ぐっと来させるべきサビ頭が、するっとインパクトなく始まってしまうので、ちょっとキャッチ的に弱いかな。テクニック的には面白いんですが、ここまで王道を行って感動を誘おうとしているなら、もっと引き込んで聴かせる形のほうが正しかったのではないでしょうか、と。


posted by はじ at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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