2008年07月14日

ORANGE RANGE「君station」

君station
君station
posted with amazlet at 08.07.12
ORANGE RANGE
ソニーレコード (2008-03-05)
売り上げランキング: 115446


<キャッチー過ぎないしっとり感>

 タイトルからして、ユーモア溢れるノリのいいアップテンポ系かと想像していたら、思いきりしっとり方面でした。そんなわけで、「花」「キズナ」そして「SAYONARA」という方向のミディアムバラードです。

 彼らは毎回キャッチーなサビを作ってくる印象がありましたが、今回はどちらかというとその直前、『イッショウケンメイ』で耳を引きつけ、そして『Ah』という伸ばしに繋がっていきます。サビ自体は、かなり長々とフレーズが続き、そこまでキャッチーじゃないかなと。
 そのぶん、メロディラインには今までにない落ち着きを感じます。バーっと盛り上がる感じではないですが、じわじわと込み上げてくるような雰囲気が。これ、ストリングスとの相性はいいんじゃないでしょうか。

 歌詞は、『また迷いながら歩いてく』たいへんな道のりを『終わりなき旅へ』とポジティブに受け止めて進んでいこうという意志を描いています。タイトルのstationは、これからの未来へ向かう前に、ふと立ち止まっている「今」を指しているのでしょうか。
 相変わらず言葉が散らかってしまっていて的を絞りきれていない感がありますが、細かい表現には光るものもあります。すっと挟まれる『ボロボロ穴だらけのポケット』とか『砂時計をひっくり返して生まれてきたんだ』とか。
 一方、砂時計をギミックとして使うのであれば、それは直線的な時間のイメージに繋がるのに、別所では『まわる まわる時の中で』と輪廻を思わせるフレーズがあったり…こういうところがあるので、どうしても「いい言葉を並べてみた」感を受けてしまいます。ここが改善されると、ぐっとよくなるんじゃないかなあと。


posted by はじ at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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