2008年06月11日

大橋卓弥「はじまりの歌」

はじまりの歌
はじまりの歌
posted with amazlet at 08.06.11
大橋卓弥 秦基博
BMG JAPAN (2008-02-06)
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<ソロ開始とリスペクトが生んだ、軽妙な語り口と歌い回し>

 スキマスイッチの大橋卓弥が開始したソロ活動の第1作目となるシングル。ユーキャンのCMでかかっていた、非常に爽やかな一曲です。

スキマスイッチ自体、とてもポップな作風ですが、あちらはアレンジャーとしても高い評価を得ている常田真太郎の手により、ストリングスなども絡む手の込んだ作り込みがうかがえるのに対し、こちらの大橋ソロは、よりシンプルで軽妙なバンドスタイルが前面に押し出されているように感じます。

 そしてもうひとつ、ソロになったことで、よりMr.Childrenに近くなった感があります。もともとスキマスイッチ時代から、歌い方や口語的に詰め込む言葉の乗せ方など、明らかに影響を受けている面がありました。それがより加速した感じ。
 特に今回は、サビの展開が「箒星」に似ていることがあり、例によってパクリ争議が起きていたりもしていたようで。確かに聴いているとかなり近いなーと思いますが、たとえば付点のリズムで低音から高音へと駆け上がっていく流れ(『胸に住み着いた弱虫』のところですね)がすっぱりと言い切りの形になっていて、「弱虫」を捨て去ろうという決意を感じさせるなど、楽曲に込めたメッセージに合わせてうまく調理しているなあと。

 歌詞は、新しいスタートを切るためにいろんなものを吹っ切ろうとする自戒になっています。ただ、『ギターを抱えて立っている』『新しい五線譜を眺めて 探し始めたメロディー』『怖がってないでまずは始めのコードを鳴らしてみよう』…と、音楽に関連したフレーズが多数登場。こうした表現を散りばめることも含めて、タイトルが「はじまりの歌」なんでしょうね。


posted by はじ at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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