2008年05月28日

倖田來未「anytime」

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posted with amazlet at 08.05.28
倖田來未
エイベックス・エンタテインメント (2008-01-23)
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<満遍なく立ち込めている「幸せ」オーラ>

 爽やかなアコースティックサウンドとキラキラした音に包まれた、穏やかなラブソング。ゴリゴリのダンスチューンというイメージを持っている人にとっては、かなり異色作に感じるかもしれません。
 しかし倖田來未は、本質的にはこうした楽曲に通ずる部分のほうが多いように感じます、歌詞作りにおいては。このあたりは過去作品で何度も言及していますので、そちらを参考に。『あなたの左に私 腕を組んで/頬を染めて 歩いていく』みたいな、甘い夢想が得意なのです。

 さて、この歌の面白いところは、まさにその幸せそうな歌詞にあります。
 『愛する気持ちの大切さ/教えてくれたの』なんていうフレーズは、どこにでもある幸せな気持ちをのぞかせるものです。ただ、この幸せさが、大きなポイント。曲中で描かれている感情はすべて「幸せ」一色で、そこに疑いの余地はまったくといっていいほどないような雰囲気です。
 ただ、『あなたの毎日がほしい』『あなたと過ごす日々/勝手に思い浮かべてみているよ』などから察するに、二人はまだ幸せなシチュエーションになりきってはいなくて、まだ一緒にいる時間を増やす余地があるようです。

 考えられる可能性は、以下のふたつ。
 『高鳴った 鼓動隠して』…から判断するに、まだ気持ちを打ち明けていない片想いの段階。それでもすでに切なさとか不安ではなく幸せ感に浸っているあたり、絶対にうまく行く!という前向きさとか自信があるように感じられる。
 『いつもみたいに 優しくしてね/私だけに』…から判断するに、すでに両想いで、だけど今以上に一緒にいたい…つまり、結婚したい!みたいなことか。それなら、幸せな感情に包まれている中に『あなたの毎日がほしい』というフレーズが混じるのも納得できそうです。

 個人的にはなんとなく前者かなーという気はしますが、まあお好きな解釈で楽しめばいいと思います。


posted by はじ at 02:33| Comment(1) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この曲について、本人曰わく「結婚前夜(前日だったかな…忘れました)に聴いてほしい」らしいので、後者の捉え方みたいですよ
ただ真面目に歌詞を見たことなかった私としてははじさんの解釈もありかと
「愛のうた」のときも思いましたが、聞き手の解釈の自由があるという点では良くもあり、結局何を言いたいのか分かりづらい点では悪くもあり…というブレも彼女の歌詞の特徴かもしれません
Posted by 垂 at 2008年05月29日 00:17
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