2008年03月03日

EXILE「I Believe」

I Believe
I Believe
posted with amazlet on 08.03.02
EXILE TAKAHIRO ATSUSHI Masaaki Asada
エイベックス・エンタテインメント (2007/11/21)
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<飾らないシンプルさが、逆に新鮮な印象に繋がる>

 ちょっと大人しめかな?とも思いつつ、全体的にはいつものEXILEらしい、ミディアムナンバー。あえて特筆すべきことは、第二章から加わっている新ボーカル・TAKAHIROの作詞によるもの、という点でしょうか。

 『今すぐに 抱きしめて 君だけを見ていたい』と歌うサビからもわかるように、胸のうちで高まる「君」への想いを伝えようとする、という内容です。
 まず1コーラスのメロ部分で、片想いの始まりを描く。そして、膨らむ想いを伝えたいと考えていることを述べて、サビで愛のメッセージを並べていく…という、非常にオーソドックスな構成。使われている言葉も平易で、『耳に残る君の 声が 悔しいほど愛しくて』なんてフレーズが個人的にはなかなか好きな感じですが、全体的には目だったところはない、ソツなくまとまった王道曲という感じ。

 しかし、オーソドックスな構成とは言いつつも、片想いから素直に気持ちを告白しようとするスタイルって、実は最近そんなになかったタイプのような。特に、『僕は何故か急に切ないよ』と歌いつつも、一方では『ずっと愛し続ける/僕を信じて』などと歌ってしまっていたりもする、弱気さから強気さまで幅広くカバーしているところとか。
 ここ直近のJ-POP業界は、ちょこちょこと語っていますけれど、何かと「切なさ」を強調する傾向があったように感じていて。片想いであれば、その切なさを狂おしく描いて見せたり、ひとり悶々と思い悩むばかりというような種類のものが多かったように思うのです。

 また、「成長」を考慮していない点も、逆に新鮮。たとえば「僕」や「君」が傷ついていたりしていてそれを救ってあげる…とか、二人ならばもっと強くなれたり人間的に成長できたりする…とか、そういう恋愛+αな要素がないのですね。深く自問自答をするわけでもなく、『君のもとへ 飛んでいきたい』と、ただ「好き」だけの直球です。そういう意味で、90年代前半くらいまでみたいな雰囲気を感じるのかも。
 オーソドックスなのがむしろ興味深い、肩肘張らないで聴き楽しむことがことができる一曲だなあと。


posted by はじ at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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