2008年03月01日

KAT-TUN「Keep the faith」

Keep the faith
Keep the faith
posted with amazlet on 08.03.01
KAT-TUN 氷室京介 SPIN 三上吉直 ha-j
ジェイ・ワン・レコーズ (2007/11/21)
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<どちらかに偏らず交錯する硬派さと優しさ>

 KAT-TUNの5枚目のシングルは、氷室京介の手による硬派な印象のロックナンバー。
 ここまで、奇数枚目は名の通った大物からの提供、偶数枚目はそうでもないもの、とはっきりと順番を考えて交互に出してきている感があります。適度に話題性も持たせつつ、でもプロデュースべったりにしてしまうと、彼らのイメージにそぐわないから…というところでしょうか。あんまり過保護な印象を付けたくないのかもしれません。

 そんな意図があるのかないのか、この楽曲も、優等生っぽくなさを醸し出そうとしているようです。『とばすぜ 燃え上がれ本能』『足りない言葉 ピエロは痛み抱え 作り笑い 立ちつくしてる』などなど、男っぽい口調やアウトローな表現が多数。というか、あー氷室京介っぽいなあ、という。なんというか、黒革でキメている感じです。
 ただ、アウトローっぽくはあるものの、底にあるものはとても真っ直ぐだったりします。『俺らが 明かりを灯すから』と言い放ち、『君をそこから 救い出すよ』と助けようとする。無頼っぽくても、きっちりと優しさを見せてくるわけです。氷室京介そのものの方向性もこういうところありますが、『俺ら』とぶっきらぼうに言いつつ『泣かないで』とまで言っちゃうあたり、やはり甘さが多めな気がします。

 で、ハードにロックを決め込んで、低音ラップも織り込んで、『敵無し 不可能も無し』と強気ながらも『だから 近くに…“Sweety”』なんてはっきりと「君」を求める。このあたりのバランスが、KAT-TUNの方向性なのでしょう。
 ただの甘い囁きにはしないし、かといって恋愛や繋がりを思わせる要素を抜き去り、本当の意味でハードボイルドに決めるわけでもない。『間違いだらけの街』の闇を疾走していくようなカッコよさを見せつけつつ、「俺ら」はちゃんと「君」=ファンのほうを向いているんですね。


posted by はじ at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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