2008年02月23日

Hey!Say!JUMP「Ultra Music Power」

Ultra Music Power(通常盤)
Ultra Music Power(通常盤)
posted with amazlet on 08.02.23
Hey!Say!JUMP MSS 久保田洋司 CHOKKAKU
J Storm Inc(SME)(M) (2007/11/14)
売り上げランキング: 5531


<新世代が担う、事務所の「王道」スタイル>

 全員が平成生まれで構成されていたHey!Say!7で活動していたメンバーに、さらに人員が加わり、Hey!Say!JUMPとしてスタートしました。総勢、10人組。もちろん全員、平成生まれ/1990年以降生まれです。
 さらに、年代で5人ずつ2チームに分かれているとのこと。1990〜1991年生まれが年長組のHey!Say!BEST、1993〜1995(!)年生まれがHey!Say!7。V6がトニセンとカミセンに分かれていたようなものでしょうか。
 ちなみに、以前の「Hey!Say!」をリリースしたHey!Say!7のメンバー
が現Hey!Say!7というわけではなく、また現行のほうは5人だけど「2007」に結成したから7なんだそうです。根本の「平成」はとっても明快なのに、なんだかこんがらかります。

 メンバー名である「JUMP」の由来は、曲中でも言ってますが、『J Johnnys' U Ultra M Music P Power』なのだそうです。「Sports Music Assemble People」が由来のSMAPを想起させますね。
 で、それがそのままこのデビュー曲のタイトルになっています。デビュー曲にグループ名があつらえてあるのも、ジャニーズ事務所では珍しいことではありません。古くは忍者「お祭り忍者」があったり、現在活動中のユニットでも嵐「A・RA・SHI」やNEWS「NEWSニッポン」がありますね。
 こういうのって、ユニットの方向性をはっきりと打ち出そうとする意図が感じられる、とてもコンセプチュアルなものです。…とはいえ、その他のジャニーズ系ユニットも、基本的にはデビュー曲がその後の活動を指し示す明確なコンセプトを感じるものばかりなのだったりしますが。

 というわけで、ユニットとデビュー曲の概要をまとめるだけで、彼らが諸先輩方の要素をあれこれと混ぜ合わせ引き継いでいるということが見えてきます。これまでのジャニーズ事務所の打ち出したさまざまなものを、ひとつ若い世代に集約し、新時代を担わせていく…「平成」を強調しているのも合わせ、そんなスタンスが感じられます。
 世代は若く新しいけど、まったく斬新なスタイルを負わせるのではないのです。それはどちらかというと、KAT-TUNや関ジャニ∞が引き受けています。Hey!Say!JUMPのスタイルは、どうやら「温故知新」のようですね。

 長い前置きになりましたが、ここからようやく楽曲についてです。 作曲はおなじみ、馬飼野康二。スケールの大きな展開の中で、10人が入り乱れ歌ありラップあり、声変わり前のハイトーンパートあり、そしてそれらのパートを組み合わせて…という難しい構成を、安定感抜群にまとめています。すごい。
 歌詞のほうは、恋とか愛とかではなく、『信じているんだ/あきらめないんだ/独りじゃないさ』と、ポジティブなメッセージを投げかけるもの。KAT-TUN「Real Face」もメッセージソングでしたが、あちらがちょっとスレた現代っ子ぽい視点で個人のスタイルを主張しているのに対し、こちらは非常に優等生で、そしてやたらと壮大。『蒼い蒼い地球の為 そう皆の為』なんて言ってみたり、『大きな奇跡起こせるさ 今こそ僕ら立ち上がろう』と、個人ではなく「みんなで」を意識しているところも異なっていますね。
 そして、このまっすぐさと壮大さは、先発の「Hey!Say!」ですでにあったものです。そしてそちらと同じく、初々しいユニットだからこそ、これだけまっすぐなメッセージが似合うのです。

 温故知新のスタイルで、ジャニーズの王道を行く新しい世代。シリアス路線をKAT-TUNが、ユニーク路線を関ジャニ∞が拡げ、そしてど真ん中にHey!Say!JUMPが登場して、きっちりと布陣を敷いた感があります。
 まだ個々人のキャラクターは出てきてはいませんが、まあそのうち絶対に露出も増えていくはずなので、浸透していくでしょう。そのときに、10人という人数がネックになっていくような気もしますが、果たして2組制だけで対応できるのかがポイントなのかなと。音楽的にはきっと王道路線を貫くのでしょうけれど、そのうち、テゴマスのようなグループ内ユニットなどもリリースされていくかもしれませんね。


posted by はじ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(は行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。