2007年12月06日

過去ログ発掘のコーナー その30。

 メールマガジン「現代ポップス雑考。」のおまけコンテンツ「今日の一曲」。
 毎回そのときの気分で一曲選んで紹介するこのコーナーのバックナンバーから、新しいレビュー更新が滞ったとき、ちょこっとずつ抜き出して紹介していきます。メルマガを読んでいない人にはちょっとした暇つぶしに、読んだことのある人にも何か新たな発見があれば幸いです。



≪現代ポップス雑考。≫ Vol.121 2007/10/28
#globe「Precious Memories」

『偶然 街ですれ違っても/気付かずに お互いの道を目指してる』

 400万枚を売り上げ、当時の日本記録を塗り替えた1stアルバム「globe」に収録されている一曲。当時の小室哲哉にしては珍しい、ほぼ中心となるピアノのみで聴かせるバラード。

 このアルバムですけど、今聴いても名盤だと思っています。たくさんの人が耳にしたことがあるはずですが、ただそのぶんすっかり「過去の作品」として捉えられてしまっているように感じます。しかも、その中でもあんまり目立たないこちらの曲。ですが、風化させるにはもったいない作品だと思うのです。

 小室哲哉は当時、主に女性ボーカル、恋愛について歌う内容の楽曲を大量に手がけていました。その中でも、個人的には、この曲のような具体的な心理や行動が歌詞中に出てくるものが好きでした。

『最近あいつが 電話してきたよ/あなたは今も 飲み友達で』
『アドレスのデータもほとんど/使わない人ばかりになる』
『誰と 暮らしているかも/知らずに 何かを 忘れてく』

 昔の話から、ふっと時の移ろいを感じていく。戻らない時間と、忘れていく記憶。…そしてリリースからさらに歳月が過ぎた今だと、またそのぶんの時間の重みが、聴き手の印象に加わってきたりもして。

globe
globe
posted with amazlet on 07.12.06
globe 小室哲哉 MARC
エイベックス・トラックス (1996/03/31)
売り上げランキング: 72548




 ふっと思い出して聴いてみると、とっても感傷的な気分になる曲です。
 部屋のどこかにアルバムを眠らせている人は、気が向いたときに聴きかえしてみてくださいな。


posted by はじ at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 過去ログ発掘。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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