2007年12月01日

松浦亜弥「笑顔」

笑顔
笑顔
posted with amazlet on 07.12.01
松浦亜弥 岡ナオキ 上野圭市 谷村有美
ZETIMA (2007/08/29)
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<柔らかく懐かしい感触の「清純派」王道>

 昨年は藤本美貴とのユニット「GAM」での活動を行っていましたが、個人のシングルとしては2006年2月の「砂を噛むように…NAMIDA」以来、1年以上の長いブランクを置いてのリリースとなります。

 しかし、以前までのしっとり系路線に変更はなし。初期の元気ハツラツ能天気系の楽曲で突っ走るイメージが未だに強い方も多いことでしょうけれど、実際のところは2004年1月「奇跡の香りダンス。」を最後に、「風信子(ひやしんす)」「YOUR SONG〜青春宣誓〜」「渡良瀬橋」「ずっと好きでいいですか」「気がつけば あなた」、そして「砂を噛むように…NAMIDA」と、ずっといかにも清純派な内容の楽曲が続いています。
 ただ、彼女の活動コンセプト自体は一貫しているように感じます。元気路線もしっとり路線も、「正統派アイドル」のスタイルを継承し、アイドルという存在の原点に立ち返る…という点では、とても似通っているからです。

 今回は、シンガーソングライター谷村有美が楽曲を提供。『生きてさえいれば 何かが生まれる』と、重めのメッセージが込められています。『だから負けないで/ひとりじゃないから』という非常に真っ当な呼びかけに落とし込んでいるあたりは、いかにも「清純派」らしい内容。アレンジの雰囲気、あるいは白くぼやけた光に包まれているような声でしっとりと歌い上げていくのも、古き良き女声ポップソングを思わせる素材です。
 あと、キーが高い箇所がとても多いのですが、その部分はかなりの頻度でファルセットを響かせています。これも攻撃的でない感触の柔らかい声にすることで、しっとり感が高まっているなあと。歌そのものも、なかなかうまくなったような気が。

 しっとり路線も悪くないのですが、元気路線を踏襲できるソロ適任者が他にまだいない状況。もう7作も続いたらさすがに元路線に戻るのは無理だろうと思いながらも、もっと脳天気なタイプもまたシングルでリリースしてもらいたいところです。


posted by はじ at 22:41| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(ま行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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