2007年11月05日

RSP「Lifetime Respect-女編-」

Lifetime Respect-女編-
Lifetime Respect-女編-
posted with amazlet on 07.11.05
yamato51 RSP dozan
ソニーレコード (2007/08/08)
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<ただ応えるだけが「アンサー」じゃない?>

 今から6年前にスマッシュヒットとなった、レゲエに乗せた直球プロポーズソング、三木道三「Lifetime Respect」。男性から女性に向けたミリオンヒットシングルに対し、女性側からの返答として作られたのが、このアンサーソングです。

 このRSPが何者かというと、肩書きは「HIPHOP・R&Bダンスユニット」。ソニーミュージックエンタテインメントと読売テレビが主催したオーディションプロジェクト「REAL STREET PROJECT」の選抜メンバーで結成された、女性ボーカル×2・ダンサー4という構成のユニットです。
 そのためか、三木道三の原曲よりもR&Bの色合いが感じられる、しっとりした雰囲気になっているように思います。

 サビは、原曲の『一生 一緒にいてくれや』をサンプリングした後で、『嬉しいよあたしを選んでくれて』と答えていく形式。『ちゃんと俺に愛さしてくれや』⇒『ちゃんとあたしに愛さして欲しい』とか、『けど欲しいお前との赤ちゃん』⇒『あんたの子供産んで育てたい』のように、原曲のメッセージをそのまま投げ返しているなあという印象があります。
 原曲で「言われた」セリフをすべて丁寧に拾い投げ返していくあたりは、愛情の量や、二人の関係は対等だ!という意図があったのかもしれません。

 プロポーズソングへの返答という目の付け所、そして原曲ときちんと相対している姿勢は評価できます。まあ、ただ、それ以上の広がりがあるかというと…と考えると、原曲を反対側からなぞった程度かなあという気も。
 それは原曲に対して真摯な態度だとも言えるので、原曲が好きだった人は楽しめるかと思うのですが、そうでない人にはどうしても「話題づくりのためにこしらえた曲」という印象を持たれやすいのではないかなと。

 例えば、『今の気持ち 子供や孫に伝えたい/二人の両親に感謝伝えたい』なんていうフレーズは、ひたすら二人で生きることについて語っていた原曲にはなかった部分です。こういう部分がもっと意図的に取り込まれていたなら、より面白いし意義のあるものになっていたんじゃないかな?と思ったりするわけで。あるいは、男性のメッセージである原曲に対し、もっと女性らしいアプローチをする、とか。本来アンサーソングとは、何らかの形で原曲を元に新しいものを生み出していくものですし…

 まあ、でも考えてみると…プロポーズしてきた相手の言葉を、ひとつひとつ、丸ごと受け入れていくというスタイルそのものが、女性側の深い愛情だとも言えるのかもしれません。


posted by はじ at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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