2007年10月30日

モーニング娘。「女に 幸あれ」

女に 幸あれ
女に 幸あれ
posted with amazlet on 07.10.29
江上浩太郎 湯浅公一 モーニング娘。 つんく
ZETIMA (2007/07/25)
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<マクロ路線を脱却し、ミクロな哀愁を届ける>

 このところ、明らかにソーシャルな楽曲からパーソナルな楽曲へとシフトしていき、それに合わせるかのように歌謡曲テイストも香ってきているモー娘。です。
 今回なんかは、『あなたの口癖/まだ耳に残る』『あの子といつから/仲良しなの?あなた』と、失恋しながらも忘れられないでいる具体的な主人公像が描かれてきています。一時期はもっと広く、多くの人に開かれたメッセージを発している内容のものばかりだったりしました。近年では「歩いてる」くらいで、あとは具体的個人的なストーリーのある曲ばかりです。

 そういう歌詞の方向性の変化に沿うかのような「歌謡曲」テイストの復活は、実にぴったりです。音作りもどこかレトロさがありますし。こういうタイプの曲調は、哀愁を感じさせ、主人公の哀しみに聴き手を引き込む効果が強いわけです。
 恋人を別の子に取られてしまうけど、心変わりを嫌いになれない…というシチュエーション設定も、なんだか実に歌謡曲的。『都会に憧れ/遮二無二暮らした』なんて言い方も、タイトルからしてもそういう懐メロテイストを意図してのものでしょう。

 にしても哀愁調といい、『バカね バカね バカね』なんて決めどころといい、つんくらしさが発揮される曲が再び多くなってきた(「笑顔YESヌード」なんかでも感じましたし)のは、決して悪くない流れだと思います。一時期のようにマクロな人気を回復するのはもう難しいと思いますが、こうしてミクロな個人にフォーカスした楽曲
をリリースしていくのは、選択として正しいんじゃないかなと。


posted by はじ at 00:54| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(ま行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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