2007年10月23日

スピッツ「群青」

群青
群青
posted with amazlet on 07.10.23
スピッツ 亀田誠治 草野正宗
UNIVERSAL J(P)(M) (2007/08/01)
売り上げランキング: 15700


<柔らかくぼやけた雰囲の中で語られるアクティブさ>

 異色のコラボとして話題になったKREVA「くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ」ですが、その後に発売されたこちらのシングルは、スピッツ王道を行く爽やかでポップなサウンドです。

 スキマスイッチ大橋卓弥と植村花菜がコーラスに参加していますが、実はメロからサビからすべてにコーラスが振ってあるという、ちょっと変わった作りになっています。そのぶんハイトーンが控えめで、ちょっと地味にも聴こえますが、激しい上下動の少ないメロディラインと合わせ、歌い上げすぎない耳馴染みのよい歌を楽しむことができるかなと。
 『心取り戻せ』とか『裸足でかけだす』とか、特にスピッツにしてはわりとアグレッシブめな行動が描かれているのに、『青く染まっていくよ』というイメージにすっと収束できるのは、上記のコーラスをはじめとする、攻撃的でなく柔らかめすっきりめな音作りが影響しているのではないでしょうか。

 『どれほど遠いのか知らんけど 今すぐ海を見たいのだ』
 詞は、この「海」を目指そうとする気持ちなど、全体に前向きでアクティブな内容です。
 このフレーズ、砕けた、どこかユーモラスな口調ではあるものの、「何が何でも目的を果たそうとする」意志を表していますよね。そういう強さをわざとごまかして茶化すように描くのが、スピッツ流。その後の『明日とか未来のことを 好きになりたいな少しでも』も、「未来を信じたい」なんて直球には言わず、あえてちょっとぼかしている感じがします。「とか」あたりとか。


 あとは、過去の歴史と照らし合わせたりしつつ語っているファン向けのレビューを、すでにこちらにアップしています。もっとディープな内容が読みたい方はどうぞ。


posted by はじ at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(さ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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