glitter/fated
posted with amazlet on 07.10.13
H∧L HIKARI CMJK 浜崎あゆみ ayumi hamasaki
AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(M) (2007/07/18)
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<長いブランク開けに、ポジティブなリスタート宣言>
2本構成のベストアルバム「A BEST 2」を発表してはいたものの、かなり久々となる浜崎あゆみのシングル曲。シングルとしては「BLUE BIRD」以来、1年以上のブランクを経ての新作は、歌詞の内容もリスタートを感じさせるものになっています。
『この夏 僕達の 新しい旅が始まる』『まだまだ 加速は/止まらない』と、夏という季節に合わせ、勢いに乗って進んでいこう…というのが大まかな展開。サウンド面もキラキラ感満載で、これからの広がりを期待させる雰囲気です。
キラキラな打ち込みというのはもうお馴染みの「浜崎スタイル」で、改めて王道を打ち出してきたなーという印象です。
で、ただ、夏だ!前へ進もう!というわけではなく、大切な「君」を支えよう、尽くそうとする心情を見せるのも彼女らしい部分です。
「君」が笑う、『その為には 空も/飛べるはず』。どんなことでも『ねぇ ちゃんと 解っているつもりだから…』と、この「わかっている」という言い切りじゃなく「そのつもり」くらいの感覚が、気持ちの真摯さを感じさせるポイントになっていたりしますね。
ただ今回は、過去への感傷が少なめです。『変わったものは 一体 何だろう』と一応今までについて振り返ってはいて、多少変わってしまっていくことについて想いを馳せていますが、『So... I'll be with you!!』と一緒に進んでいくポジティブさに結びついていきます。
過去の傷とか辛い思い出とかは出てこないので、切なさ成分が控えめです。なんか浜崎あゆみというとそういう感傷があるものという感覚なんですけど、それはさすがに偏見か。
今回は久しぶりのシングル、しかも夏の曲でアッパーで、ということで前向き度合いを重視したのかもしれませんが、もしかしたらちょっと変化が出てくるかもなあと思いました。
『talkin' 2 myself』は、ハードロックな曲調が個人的には結構良いと思いましたね。
ところで、最近は「浜崎あゆみに代わって倖田來未がエイベックスの女王の座に上り詰めた」と世間では言われていましたが、今年に入ってからの倖田來未のシングルCDの売り上げは浜崎のシングルとあまり変わりませんね。まだまだ、エイベックスの女王の座は簡単には渡さないということなのでしょうか。
おひさしぶりです。
浜崎、息長いですねえ。倖田來未とは、女性シンガーというくくりだと女王を争っているように感じられますけど、なんだかんだでファンの棲み分けができているんじゃないでしょうか。