2007年09月27日

倖田來未「FREAKY」

FREAKY
FREAKY
posted with amazlet on 07.09.27
倖田來未 Kumi Koda Tommy Henriksen Jin Nakamura h-wonder
AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(M) (2007/06/27)
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<マイノリティに勇気を示すメッセージ>

 「4 hot wave」に続いての4曲入りシングル。そのすべてにタイアップがついているようです。
 ここから考えることは3つ。まず、12連続リリース以降の楽曲多数アピール路線を継続しているということ、倖田來未の人気は続いている(と、少なくとも製作側やタイアップオファーをする側は考えている)ということ、そしてこれだけ需要が集中するということは、この分野はなお彼女の独壇場であるということです。

 さて今回は4曲ともA面扱いではないようで、とりあえず1曲目「FREAKY」をここでは見ていくことにします。

 「FREAKY」という題は、「異形な」とか「麻薬の幻覚症状の状態」を指す単語。『太陽を見上げたいと泣いた』ということは、光の中に出られない何らかの理由があるのでしょうか。『暗闇に 心を/奪われた』とあることからも、この曲の視点は「陰に生きる何者か」からのものであるということが推測できます。
 曲調はかなりハードで、重々しいサウンドになっています。これは、闇に生きる(生きなくてはならない?)「FREAKY」な存在を表しているかのようでもあります。

 特別な存在として…といってもあんまり良くない意味のようですが、とにかく「普通ではない」ものとして提示されている主人公。日陰者、とまではいかずとも、そういった「世間からあまり好まれない」存在にスポットを当てているようです。
 『抜け出せない』という単語が2回も登場し、現状を変えてしまいたいけどできない、という感情も描かれていますが、これは「薬の中毒者」というタイトルに沿うものかもしれません。日陰の存在になったことは不本意で、逃れたがっているけどなかなかできない、そんなシチュエーションです。

 で、最終的には『自分の道は自分で開け』と自己を持って進んでいくことを目指し、『これがmy style』と自分の選択を肯定します。そうすれば『わかってくれるやつがいるはず』と同志にめぐり合うかも、という気持ちも見えます。
 なんというか、マイノリティとして虐げられている人々のための応援歌、みたいな色合いが感じられるなあと。たとえば『誰もが少しずつ違って 歩き出す』とかは、人々の多様性や我が道を行くオンリーワン志向を肯定しているように受け取れますしね。

 これ、ざっと読んだとき、何かダークヒーロー物の映画の主題歌なのかなー、とか思いました。バットマンとか、異形を持って闇に生き、悩みながらも己の正義や信念のために敵と戦う…みたいな。そんなスタンスで作られたのかなあと。


posted by はじ at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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