2007年09月09日

グループ魂に柴咲コウが「お・ま・え ローテンションガール」

お・ま・え ローテンションガール
グループ魂に柴咲コウが 宮藤官九郎 富澤タク グループ魂
KRE (2007/06/13)
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<掛け合いから生まれるテンポのよさと面白さ>

 映画「舞妓Haaaan!!」の繋がりで実現したコラボレーション作品。グループ魂ボーカルの阿部サダヲが破天荒すぎる主人公役、それに対するヒロインが、今回フィーチャーされている柴崎コウ。で、映画の脚本を書いている宮藤官九郎が作詞を手がけている…と、3方向の結びつきがあります。
 と言っても、この映画観ましたけど、阿部サダヲと柴咲コウの役柄の関係はこの歌のような感じでもなかったり。なので、映画ありきの内容ってわけではないです。

 宮藤官九郎はユーモアに溢れた作風で有名ですが、SMAP「BANG!BANG!バカンス!」の作詞では、今ひとつウケなかったりもしました。
 レビューで書きましたが、原因として考えられるのは、「歌」というフォーマットとの兼ね合いなのかなというところです。一定のテンポ上で、上下するメロディに合わせてだと、クドカン本来のユーモアは威力を発揮しにくいのでは、という。
 でも、この曲の場合は、コラボレーションという形式が上手いこと「面白さ」を盛り上げているんじゃないか、と感じます。

 『キックボードで高速乗っちゃった!』ハイテンションな男と『絶叫マシンで寝る』ローテンションな女のギャップが笑い所なのは、一目瞭然です。で、キャラクターがこれでもかというくらいはっきりと分かれた二人が掛け合いながら曲が展開していくのですが、このわかりやすさがまずポイント。
 さらに、メロディを無視したセリフが諸所に挟まれているのもポイント。冗談をメロディに乗せると間延びする危険があるのですが、セリフでスパッと言ってしまえば問題なし。
 掛け合いなので、『お腹痛いの?(別に)/しんどいの?(え、何が?)』などと、一人が歌う⇒セリフですっぱり、という切り捨て感も出せますし。

 一人でギャグを飛ばしていると、どうしてもだらだらして感じたり、先の予測がついたりしてしまいがちです。そこを二人のやりとりにすることで、盛り込まれたユーモアが生きてきているのかなあと。

 とりあえず、柴咲コウ単体では絶対に歌わないであろう世界は、かなり新鮮です。グループ魂のネタ歌が先にあって、それに合わせてゲスト参加的な形になっているので、柴咲コウ暴走!とまではなっていません。だから、引かないで受け入れられたのかもしれないなあと。


posted by はじ at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビューコラボもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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