2007年09月03日

UVERworld「endscape」

endscape
endscape
posted with amazlet on 07.09.02
UVERworld TAKUYA∞ 平出悟
ソニーミュージックエンタテインメント (2007/05/30)
売り上げランキング: 3214


<スタイルの統一、メロディラインの躍動>

 新進バンドUVERworldによる正統派ロックサウンド。これまでの曲はデジタル色が強めだったりラップ部分があったりしましたが、今作ではデジタルが香り付け程度に控えめに入っているだけで、あとはまっすぐ疾走するバンドサウンドになっています。なので、どうもミクスチャー系が苦手という人にも聴きやすいのでは。

 ロック一本に絞っているのが影響しているのかはわかりませんが、歌詞もまた統一感があります。全体として、『昔の経験に足を取られて 在りもしない壁を自分で作ってたんだ』から『叶えたい未来』へ、過去に縛られず現在を大事にしつつ未来に向かっていく、という流れがあり、スッキリしているなあと。「君の好きなうた」ではまとまりについて少し難じましたが、今作は良かったです。

 ただ、過去に縛られてしまうことについて『僕たちはこの世界に永く生き過ぎたのかな』というのは、若干広げすぎな気がします。
 や、タイアップがSF漫画原作のアニメ「地球へ…」なので、そこにリンクさせているんだろうなーというのはわかります。ここだけ陰りの漂うアレンジになっているのも、感傷が効果的に滲んできていい展開だなーと思います。ただ、そうした感傷を乗り越えての最終的なメッセージが『5年先 なりたい 自分を描いたら/今すべきことが見えてくるだろ』という実に現実的なアドバイスだったりしまして。ちょっとバランスが悪い気が。

 あと、ボーカルがとてもハイトーンに強いようなのですが、ただ高さに頼るのではなく広いレンジを効果的に使っていますよね。Aメロとか、オクターブ差でメロディラインを繰り出していたりして。上下動も激しくて、躍動感もあります。そんなふうに高いキーが頻発する中、2コーラス後に転調するCメロではぐっと抑え目にしてみたり。
 いろいろなものを取り入れる代わりに、この幅広い音域と上下の躍動を活用して、うまく楽曲に広がりを持たせているなあと感じました。


posted by はじ at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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