2007年08月31日

L'Arc〜en〜Ciel「SEVENTH HEAVEN」

SEVENTH HEAVEN
SEVENTH HEAVEN
posted with amazlet on 07.08.31
L’Arc~en~Ciel hyde P’UNK~EN~CIEL
KRE (2007/05/30)
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<浮遊せず、ずっしりと腰を落としたサウンドの理由は…>

 シングルとしては実に「Link」以来22ヶ月ぶりとなった、L'Arc〜en〜Cielの活動再開シングル。そんなに空いていたか?と思ってしまうのは、各メンバーのソロワークもそれなりに活発だったからでしょうか。

 さてこの楽曲、ディスコっぽいアッパーさが全編に満ち満ちている、かなり異色のナンバーです。個人的には、ラルクの持ち味は透明感と色彩に溢れる音楽という印象で、同じように感じている人も多いのではと思うのですが、そういうひとにとってはかなり驚きだったはず。

 とはいっても、ラルクらしさがまったくない、というわけでもなく。決して一本気にならずうねりを生み、安定よりも宙にぶら下がるような不安定さのあるメロディラインは、実にhyde曲らしいです。超・自由なベースラインも相変わらずですし…

 トリップ感満載の歌詞もまた健在。『揺らめく楽園』を目指して、『身体の中の殻を破り』『廻りまわり 色は変わり』と、変身/変化を志向する方向性は、今回もはっきりと見てとることができます。そもそも、タイトルからしてそれっぽいですし。
 ちなみに、「SEVENTH HEAVEN」とは、キリスト教における用語。7つあるうちの7番目、最上級の天国のことなのだそう。

 で、この曲最大のポイントは、1コーラスの最後に出てくる『君に最終的なQuestion./何処に存在するかheaven?』という問いかけです。その後、『The answer in a minute thirty one.』=答えは1分31秒後、という不思議なメッセージが続いています。
 さて、そこで実際に、楽曲の1分31秒後を待ってみると…ちょうど2コーラスがひと巡りして、同じ部分で今度は『The answer's waiting under your feet.』と歌われるのですね。「足の下」、つまり「大地」を指していると考えると…この地球そのものが天国なのだ、というメッセージになるわけです。これはかなり各所で話題になった解釈ですが、楽曲のなかで「答えはまた後で!」とするなんて、なかなか面白い趣向です。『ヒントは無い』と言っておきながら直後にヒントを出しているのも、遊び心がきいていますね。

 ラルクは浮遊感を感じさせるタイプの楽曲が多い中、打ち込みのビートが地に足のついた雰囲気を醸し出しているのは、もしかするとこの「地球こそ天国」というテーマとリンクしているのではないかなあ、とも思います。
 そう考えると、歌詞のラストで『この大地へと築き行こう』と締めているのも、さらには、いつもだったら中空に抜けるようなファルセットがどこかで出てくるのに、それがないのも…?


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