2007年08月10日

嵐「We can make it!」

We can make it!
We can make it!
posted with amazlet on 07.08.09
嵐 UNITe 櫻井翔 鈴木雅也 北川暁
ジェイ・ストーム(SME) (2007/05/02)
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<「みんなで」視点に徹する言葉と曲構成>

 メンバー松本潤が出演しているドラマ「バンビーノ!」の主題歌にもなっている嵐のこの楽曲は、非常に明快な応援ソングになっています。

 真っ当なメッセージに終始していて、ソツなくまとまっているので、あんまり「これは!」と特筆すべきことがないんですが…あえて挙げるとするならば、<「We」という視点>でしょうか。
 一人胸のうちに苦しみを抱えつつそれでも立ち上がっていく自問自答系、「I」の歌ではない。かといって、他の誰かに向かって頑張れと鼓舞するような「You」の歌でもない。共に進んでいこうとする「We」の歌、なのです。

 そりゃタイトルにもあるからわかるよ、だからどうしたの?と言われると何ですが、とりあえず全編通じて、歌詞には「僕」も「君」も出てきません。『My Dream!』と『Your Dream!』は出てきますが、それぞれコーラスごとに入れ替えて言っているだけなので、意味合いとしてはこれも「Our Dreams」ですよね。
 つまり、主語をつけないことで、『カラダに感じるリズム』も『本当の夢』も『あふれる涙』も、誰のものか限定していないわけです。それらの持ち主は「僕」でもあるし「君」でもある。○○がどうして○○はどうした、なんて役割を振り分けずに、全員が同じように頑張っていこう!という内容になっているわけなのですね。
 ラップ部分だけは「僕は」と出てきますが、まあラップというのはパーソナルな表現につながりやすいものなので…

 「We」=「みんなで」路線は、詞だけではなく曲にも表れてきているように思います。
 たとえばメロディラインは、滑らかというよりは、歯切れよく力強いものになっていて、「みんなで」進んでいくからこその確かな足取りを暗に示しているのかなあ…とか。
 それと、個々でバラバラのパートになって歌っている部分も目立ちます。同じ部分でも歌い回しを変えていたり、フェイクが絡んできたりの度合いが、普通の曲よりも大きいような。
 これは「みんなで」じゃないじゃん!…なんて言うことなかれ。むしろ、ひとつのやりかたで歌うんじゃなく、それぞれが違いながらもひとつの歌を作り上げることで、よりいっそう「みんなで」感が増しているんじゃないかなと。ひとつの歌い方だったら、一人でも歌えてしまうわけですし。「みんなで」でないとできない表現だ、とも言えそうなところです。


posted by はじ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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