2007年07月28日

ウエンツ瑛士「Awaking Emotion 8/5」

Awaking Emotion 8/5/my brand new way (ウエンツ瑛士ジャケット盤)
ウエンツ瑛士 小松清人 Curious K. 小池徹平 Special Supported by TEPPEI KOIKE 水木しげる 前嶋廣明
ユニバーサル・シグマ (2007/04/25)
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<ユニット時とは異なるスタイルとその魅力>

 WaTそのままといった穏やかでフォーキーなポップスだった小池徹平のソロ作「君に贈る歌」に対して、ウエンツ瑛士のソロ作はWaTではありえないロックチューン。やー、正直、かなり驚きました。

 主演している映画「ゲゲゲの鬼太郎」主題歌として見ると合っているのか?という疑問はさておき、曲単体としてはよくできていると思います。ウエンツの普段のキャラとのギャップもありますし、曲自体もまるでロックバンドが大ヒットする足がかりになる代表曲といった雰囲気。よくWaT陣営にこんなサウンドを生み出す土壌があったものだ、と素直に驚きました。

 詞の内容も、意中の相手に甘くささやきかけるようなWaTスタイルではありません。『優柔な決断力 とんがった感覚も/君の存在を求めてる』と、相手主体ではなくオレ主体だったり、『心を鎖から 解き放て』と強くメッセージを投げかけたり。やっぱり、曲調に沿うように強いものに変わっています。
 …ちなみに「優柔」って「優柔不断」という四字熟語くらいしか馴染みがないですが、はっきりしないという意味もありつつ、優しくて柔軟という字通りの意味もあるらしいです。でもこの曲の場合は、やっぱり弱気だっていう意味のほうがしっくり来るのかな。

 「目覚めたばかりの感情」「約束の場所」といったモチーフはそれほど独自性があるというわけではないですが、全体にソツなくまとまっている印象です。テレビでのウエンツ本人は明るい三枚目キャラなので、こういうシリアスめな内容で攻めると、普段とのギャップもあって5割増に響いてくる感じ。
 鬼太郎とはあんまり合うイメージがしなかったんですけど、でもバトル物アニメのオープニングテーマとしては確かに適切なのかもしれないなあ、と改めて考えたら思いました。 で、タイトルの「8/5」が何を指しているのかずっとわかりませんでしたが、どうもファンサイトなどを調べたところ、本人コメントが書かれているのを見つけまして。「自分の今の実力を5としたら、期待されているのは8くらい」⇒「だから、頑張らなきゃ!」という想いがこもっている、ということらしいです。長いこと知らなくて、「逆の5/8なら<目覚めたばかり>だから目覚め具合が5/8なのかな?」とか想像していましたが、そうではないようで。
 これも、個人的な意志を乗せて歌っているという意味では、ソロらしい部分だとも言えそうですね。

 あともうひとつ気がついたのは、「wow」の歌い方に「甘さ」があるなーということ。まだまだ甘い!って意味じゃなく、アイドル的でスイートな響きになっているというか。
 やっぱりたまにこうしてカッコよく決めてみても、本人としてはロックスターというよりもエンターテイナー的な意識で活動しているんだろうなあ…と伺えるようです。


posted by はじ at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは僕も驚きました!
深夜にテレビ見てたらいきなりPVが流れて、驚いたな。
はじさんもおっしゃるように、小池徹平ソロがWaTと同じようなポップスだったので
てっきりウエンツもそうなのかなーと思ってたんです。
想像つきませんでした…なかなか凄いことやってくれます。

タイトルの8/5も気になってたんですよ!分母より分子が多いし(笑)
今Wikipediaで調べてみたんですが、元々ロックが好きらしいです。なるほど。
僕は案外、いいと思いましたね。
Posted by コジロウ at 2007年07月29日 03:40
>コジロウさん
実際、合ってますよねー。
WaTでない、バラエティに出てない状態なら、きっとこういうイメージでも充分行けたんじゃないかと思うくらい。それでいてポップで面白キャラなので、損もしつつかなり得もしているなあと思います。
Posted by はじ(管理人) at 2007年08月03日 01:33
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