2007年06月07日

YUI「CHE.R.RY」

CHE.R.RY
CHE.R.RY
posted with amazlet on 07.06.07
YUI northa+
ソニーミュージックエンタテインメント (2007/03/07)
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<些細な出来事へのフォーカス>

 デビュー当初はやたら一人であれこれと悩んでいた彼女ですが、ここ最近はそんな時期も脱し、持ち前のピュアさ等身大感を保持しつつ、新しい方向性に果敢に挑戦していっています。

 今回もこれまでの彼女のイメージにしては明るすぎる気もしますが、そんなことはものともしないくらいの潔さを感じるんですよねー。3分台という曲の短さも影響しているのかもしれません。
 『かけひきなんて出来ないの』と気弱さを覗かせたり、『たぶん 気付いてないでしょう?』なんて心のうちで語りかけてみたり、いかにも初々しい女の子の恋、といった雰囲気。『絵文字は苦手だった だけど君からだったら ワクワクしちゃう』というくだりは、やっぱりケータイ世代ならではのフレーズだなあと。
 ちなみに出だしの『手のひらで震えた』というのが当初何のことかわからなかったんですが、これメール着信お知らせのバイブですね。このあたりタイアップとも巧いこと連動しています。
 まさに「TOKYO」から、それまでのかたくななピュアさが開花して、いま どんどん世界が広がっているなーと感じます。恋する気持ちをつづるこれらの言葉は、聞いているほうが照れるほどの初々しさ、無防備さに溢れていて。
 変に飾った言葉より、このくらいのほうが本当に等身大っぽいですよねー。

 デビュー当初の言葉が硬かったことも、この曲のハッピーさを際立たせているような気がします。ほんとこの子から『キュンと』なんて形容が出てくるとは思わなかったもんなー。
 ずっとシリアス路線だったのに、ここまで恋する女の子ができちゃうのは実にインパクトがあって。もしや本当にYUI本人が…と思わせられますし。それだけ、わかりやすくイマドキのティーン恋愛模様を描いているなあ、と感じます。

 彼女の強みは、これ「TOKYO」で強く感じたことなんですが、ドラマティックじゃない場面を切り取って持ってくることができるんですよね。今回の携帯メールの一件がまさにそれ。どこにでもありそうな現実味あふれる描写を入れることで、聴き手の感情移入を誘うことができているんだろうなあと。

 『ウソでも信じ続けられるの』とか言っちゃうあたりは、シリアスな思考回路の名残が垣間見えますが…とりあえず柔軟にいろいろ吸収していってくれることに期待ですね。


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