2007年04月14日

GLAY「100万回のKISS」

100万回のKISS
100万回のKISS
posted with amazlet on 07.04.14
GLAY TAKURO 佐久間正英
東芝EMI (2007/01/17)
売り上げランキング: 39030


<その数は無限ではなく、確かに築きあげていくもの>

 たとえば空想的、退廃的な観念の世界を作り上げるL'Arc〜en〜Cielに対し、現実を確かに歩んでいこうとするスタンスの楽曲を作り続けているGLAY。今回も、まさに彼ららしい、この社会のどこかに生きる人の息遣いが聞こえる内容です。

 「100万回」という数字は、かなり突飛ではあります。でも、もしかしたら不可能ではないくらいの数字でもあるわけで。『永遠など 信じちゃいないよ』というように、この100万という数は「無限」とほぼ同等に使われているのではなく、あくまでも達成できるだろう遥かな目標として設定されているものです。
 なんの紐付けもない「とりあえず大きな数字」ではなく、やはり今この現実から積み上げていこうとする数字、なんですね。

 それにしても、『現代に生きる 僕達の悩みとは』とか、『決して 楽じゃない 暮らしの 終わりに』とかを見ると、恋愛へのトリップ感は全然ないです。その分、確かな足取りで二人歩んでいこうとする強い意志を感じさせるわけですが。
 そもそも、この曲のテーマである「KISS」というのは、恋愛の中でも特に甘い部分なわけじゃないですか。でも、この曲ではそこに『愛を伝えるだけじゃなく』、「あなた」の全てを伝えてくるもの、お互いをそのものを感じる行為なんだ、というように、甘さ以上の深い意味を付与しています。
 こうした描き方もまた、彼らのスタンスがはっきりと表れている部分でしょう。


posted by はじ at 11:41| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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