2007年03月26日

倉木麻衣「白い雪」

白い雪
白い雪
posted with amazlet on 07.03.26
倉木麻衣 池田大介 Yoko Blaqstone
GIZA (2006/12/20)
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<暖かく穏やかな雰囲気と淋しい気持ちのギャップ>

 冬らしいしっとりバラード。楽曲はメジャー進行で、なんだか幸せそうな雰囲気がありますが、歌詞を読んでいくと『哀しみが抜けないの 今もずっと』と、一人「あなた」への想いを持て余している歌だったりします。

 コード進行を見ても、たとえばDreams Come True「LOVE LOVE LOVE」とかなり共通していたりするわけで。アレンジにしても、寂しさ切なさを煽っているようでもなく、むしろ暖かみさえ感じるくらい。
 ただ、そんな穏やかさの中で「あなた」への想いが語られるからこそ、その想いの大切さ、大事さが伝わってくるということもあるでしょう。また、曲調が変わり激しさを帯びるCメロ部分では『後 どの位 どの位 泣けばいいの?』と込み上げる激情を感じさせてきたりしていて、他が穏やかだからこそここがドラマティックに響くという点もあるでしょう。

 なのでそこの違和感は問題ないのですが、でも他にちょっと言葉が散らかりすぎているような部分も。
 『幸せにすると誓った』『覚えてる あの約束』とあるように、この二人には幸せな過去があったのでしょう。だから『まだ好きと誓う』のはいいんですが、そうすると『後 どの位 どの位 待てばいいの?』の待つという言葉が浮いてきてしまうような。せめて幸せな日々がもう一度やってくる時を待っているのか、哀しみが消える時を待っているのかは教えてほしかったかも。
 それと『白い雪』が一回だけ『白い勇気』になっているのもよくわかりません。その後に、もう一度「あなた」に会いに行く決心をした、みたいなフレーズが続くのであればわかるんですけど、そうじゃないですし。
 どうも最近の倉木麻衣の言葉は、今ひとつつかみにくいところが多いような…聴き手の想像に任せるため、あえてやっているのかもしれませんが、どうも「それっぽい言葉」というだけで考えているような気がしてなりません。


posted by はじ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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