2007年03月11日

KinKi Kids「Harmony of December」

Harmony of December
Harmony of December
posted with amazlet on 07.03.11
KinKi Kids Tatsuro MASHIKO ha-j Satomi Ken YOSHIDA Daisuke MORI
ジャニーズ・エンタテイメント (2006/11/29)
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<歌うのは、満たされた感情だけじゃ物足りない?>

 ソロではそれぞれの好きな道へと突き進んでいる二人ですが、キンキではどこか哀愁だとか郷愁だとか、漂う楽曲がメインストリームになっている感があります。
 今回の曲も、内容だけを見ると『つないだ指がとてもやさしい ふたりきりの温度』と、ささやかな幸せを胸いっぱいに感じるといったハッピーなシチュエーションだったりします。メロは確かにふんわり穏やかに進んでいくんですが、サビではオリエンタルな装いになって、単純に幸せを描いているだけではない雰囲気になっています。

 『君に会いたい いま会いたい 離れた一秒も』…ふたりでいる幸せを12月の景色と共に描くメロ部分の流れからは、ちょっと想像できないサビの展開。だって直前で『ふと気づけばいつも隣で笑ってる』って言ってるのに!本当にほんの少しでも離れていたくない、穏やかな曲調の中ですが、そういう激しさがあるのでしょうか。
 また、描かれる二人の様子にはあんまり不安要素もない気がしますが、そんな中で『消えないでいて この恋よずっと』と願いを込める。ただ上手く進んでいる恋に浸るんじゃなく、不安を抱えていたりもして。

 こういう歌を聴くと、やっぱり今現在の「ツボ」というのは、郷愁だとか切なさだとか、そういう想いのほうなんだなあと考えてしまうのです。
 ただ「幸せ」な気持ちをつづるだけじゃなく、「会いたい」という募る感情が、この幸せがずっと続いていければと不安がり一心に願う真摯さが、サビに盛り込まれる。これが聴き手を揺さぶるためにいま必要なことなのだろうな、と。単純なハッピーさ、安定感ある関係性だけを押し出すんじゃダメなんですね、きっと。
 


posted by はじ at 02:58| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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