2007年02月04日

KREVA「THE SHOW」

THE SHOWポニーキャニオンKREVAこのアイテムの詳細を見る


<自分自身にも、そして周囲を沸かすことにも手を抜かないスタンスを表明>

 サウンドメイキングも歌詞の方向性も、「音色」を思い起こすような一曲。すなわち、ゆったりテンポに太いリズム、どこか熱っぽい音、自分自身の考えを表明するかのような、ユーモアも交えつつシリアスな言葉。

 『狙い外さねぇ つーか狙わねぇ』スタンスで進み続ける決意表明とも言える内容ですが、注目すべきは『one for the money,two for the show,/three for the people』だと述べていること。つまり「一にお金、二にパフォーマンス、三に観客」ということでしょうか。これは非常に興味深いです。まずは稼ぐことが一番で、ファンは後回し…ととれてしまいそうです。そんなこと言っちゃっていいのか!?という。
 でも現実を考えれば、まあこうかもしれません。ファンが何よりも大切、と呼びかければ聞こえはいいけど、そういう奇麗事は言いたくない、そんな思いが見え隠れしているように思います。
 他の部分を読んでも、『人は人 俺は俺/やいのやいの言う前によこしなbeat beat』などなど、まず誰よりも自分自身を押し出そうとしているのがわかります。なので、「money」=自分が生活していくこと、「show」=楽しめる場を作ること、そして「people」=観客を楽しませようとすること、この「自分→周囲」へと広がっていく流れも主張に沿っていると言えそうです。

 もちろん、別に番号順に優先順位がついているというつもりではないのかもしれません。タイトルに座っているのも二番目の「show」ですし、『人の心に通じなくちゃつまんねぇ/でも楽しむ気持ちなくさねぇ』というフレーズはそれぞれ「people」「show」を見据えてのものでしょう。少なくとも、3つ挙げたうちのどれにも手を抜こうとは思っていないことは間違いないのではないでしょうか。


posted by はじ at 05:15| Comment(2) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
"one for the money,two for the show"と言うのは、半世紀ほど前から繰り返し使われてきた定型句(例えばエルビス・プレスリーの「ブルー・スエード・シューズ」とか)で、勿論ラップでも頻繁に出てくる言い回しなので、普通の人なら、軽く流すところなんですけどね。 あえてここまで引っ張った文章は、初めて見ましたよ。
Posted by むー at 2007年02月04日 19:21
検索してみたらすぐに見つかりました。そうだったんですね…英語力と知識の乏しさが露呈してしまってお恥ずかしい限りです。<br />
<br />
ということは、ここは数え唄のような定型句を利用して自らのスタンスを語っているKREVAのセンスについて考察するべきだったのですね。<br />
<br />
言われなかったらきっとずっと気付かなかったと思います…<br />
ご指摘ありがとうございました!
Posted by はじ(管理人) at 2007年02月05日 00:10
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