2006年09月03日

Every Little Thing「ハイファイ メッセージ」

ハイファイ メッセージ
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
Every Little Thing

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<ことばのもとの意味あいもソフトにとかしていくような、「やわらかさ」をふきこむ表現>

 歯ぎれのいいリズムでくりだされるポップソング。このところバラードが続いていましたが、こういった曲もやっぱり手なれたものだなあと。

 歌詞に目をむけると、一見してわかるのが、ひらがなの多用です。『まるい わ になって』『足りないものなんてないよ/よくみてあげてほしいの』などなど、全体にやわらかい雰囲気をだしています。漢字かひらがなかは、たぶんフィーリングで切りわけているんだと思いますが、動作をあらわすことばはほとんどひらがなになっている感じですね。
 さらに言えば、優しくよびかけるような口調もまた、その効果を醸しだすことに一役かっています。『いたずらにわらう天使に/ごあいさつをしよう』とか、『みんな がんばってるのよ』とか。ほかにも、『ことばにするって/すごく素敵で/すっごく無敵です』の「っ」や「です」、『さらり 傷つけられた日』の「さらり」とか、意識してことばをえらんでいますね。

 「ハイファイ」というのは、もとはオーディオでの高再生度をしめす単語とのことですが、わりともっとひろく、クオリティが高いくらいの意味としてもつかわれているような気がします。ただ、ここでの「ハイファイ」は、質の高いメッセージを!だと、ちょっとあわないですよね。より高次元へ!とかじゃない感じ。これは、曲全体がそうつくられているように、もっとやわらかいメッセージ…『まずは 君に/もっといいコトがあるように/ねがっているよ』というくらいの、ささやかな、でもたいせつな気持ちのことなんじゃないかなあ、と。

 ちょっとメルヘンもまじった歌詞、甘みのあるうたいかた…やっぱりCharaとかYUKIとかへの志向があるような気がするなあ。曲の総じての雰囲気はぜんぜんちがいますが、バックで淡々とテンポをきざむ四つ打ちのビートとハンドクラップは、どこかYUKI「JOY」を思いださせました。
 とはいえ持田香織は綾瀬はるか「ピリオド」で詞を提供したりもしているし、ELT自体のここ最近のうごきからしても、かなりしばられ自由にのびのびやっているなあ、というイメージのほうがつよいですね。


posted by はじ at 00:05| Comment(2) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
90年代は、女性ボーカル一人+男性(楽器演奏担当)二人という「ドリカム型3人組ユニット」が数多く結成された時代でしたね。ELTも初めはそうでしたが、こういった「ドリカム型3人組ユニット」は、みんな何らかの理由で2人組になってしまったケースがほとんどでしたね。今では、新たに「ドリカム型ユニット」が結成されることも無くなってしまったわけですし。
Posted by シスターチルドレン at 2007年01月10日 07:53
この女1男2での3人の組み合わせ、音楽以外の分野でも「ドリカム現象」とまで呼ばれましたからね〜。<br />
<br />
なんでこの型のバンドができなくなったんでしょうね。そもそも「ボーカルのみ女性」というバンドが減っている気がします。<br />
最近は女1・男1で安定しているところが多いですね。なんでだろう…
Posted by はじ(管理人) at 2007年01月14日 00:09
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