2006年08月27日

関ジャニ∞「∞SAKAおばちゃんROCK/大阪ロマネスク」

∞SAKAおばちゃんROCK (通常盤)
テイチクエンタテインメント
関ジャニ∞(エイト), 久保田洋司, 馬飼野康二, 相田毅, haj, 飯田建彦, 大坪直樹

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<ユーモア満載のの中にも、ほんの少しの絆/地域性アピールにとどまらない、地元愛ある哀愁ソング>

 このところ非常に活発な展開をしているジャニーズ勢力ですが、その中でも独自の方向性を開拓しているのがこの関ジャニ∞。「浪花いろは節」 「大阪レイニーブルース」 「好きやねん、大阪。」と、ひたすら地元関西(今のところ特に大阪)に根ざした歌ばかりをシングルで発表し続けています。大阪ネタが尽きやしないかと心配ですが、そうしたら京都や神戸なども歌っていくようになるんでしょうか。

 さて、この曲はひたすら大阪のおばちゃん達の生態を陽気に挙げていく内容になっています。『買いもん行ったら 絶対値切る』とか「ああ、ありそう」と思うものから『ベルのかわりに 自分の口で チリンチリン』とか「マジで!?」と思うようなものまでいろいろ。嘉門達夫とかウルフルズあたりもやってそうな、地元に根ざしたユーモアです。
 途中には掛け合いのセリフ回し(もちろんおばちゃん言葉で)もあったり、面白さを主軸にしている中にも、『おかん わかるで ボクだって その心意気 継いでるで』と家族の絆を見せたりも。それも『見習うべきは ずうずうしさと たくましさと ムラサキメッシュ』と、さりげなーく「たくましさ」を混ぜ込んでいて、うまいなーという。いい言葉を最後に持ってくると感動は高まりますが、それよりも大オチを優先するところは、さすが関西密着型を標榜するだけのことはあります。

 でもこれ絶対ロックじゃないよなー。ジャンル的には、ブギウギ?だいぶ懐かしい感じですね。まあ、大阪のおばちゃんの生き様は確かにロックかもしれないので、これでいいのかも。


 で、カップリングの「大阪ロマネスク」はしっとりとした哀愁歌い上げ系の楽曲で、デビュー前からファンの間では人気の高かった一曲なのだそうで。
 あるひとつの、大切な恋の回想。さまざまな思い出が生まれた関西の各地が歌詞に織り込まれています。御堂筋、梅田駅、心斎橋、難波の庭園、神戸、戎橋…どこかまでは詳しくないのでわかりませんが、曲中登場する『ふたりではしゃいだ 観覧車』にも、おそらく実際のモデルがあるんでしょうね。『振り向いた 交差点』は、さすがに特定はないかな。

 で、まあ地名を織り交ぜて過ぎた日々を想う、とかだとほとんど演歌や歌謡曲の世界で、実際曲調もそれを意識しているのだと感じます。ただやっぱりキラキラ感のあるアレンジは、レトロさを感じさせつつ、しっかり今時のポップですね。
 さらに歌詞で上手いなーと思ったのが、『この街の言葉 乱暴と言ったね/でも僕は 変えないよ/「好きや」と言うから』という一節。大阪をただ舞台にするだけにとどまらず、大阪を愛していることが示されているんですね。単純な「ご当地ソング」ではなく、そこに根ざした「地元ソング」になっているわけです。

 ところで、街の言葉になじまない「君」は、関西圏の人じゃないんでしょうか。別の土地からやってきた「君」と地元の「僕」とのロマンス…というとドラマっぽいですね。「君」は今はずっと遠くへ行ってしまったのでは、というように想像も広がりますし。
 まあ、大阪内でも地域によって言葉は微妙に違っていたりはするので、そこまで遠くとかではないのかもですが。


posted by はじ at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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