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<情景的な曲世界をさらに拡げる、奥行きのある動詞表現>
スマッシュヒットしたデビュー曲「SAKURA」に続き、ローマ字で和風単語が連続しました。じゃあ次は「MOMIJI」か?と思いましたが、オフィシャルサイトによると次は「コイスルオトメ」というタイトルらしいです。フジファブリックのようにデビューから4枚春夏秋冬揃えてみる、というのも面白そうだったんですが。
ちなみに、神奈川中部の出身らしいということは前回のレビューで触れましたが、どうもメンバー2人は県立厚木高校卒業ということで。ここ、ドラマ「ダンドリ。」のモデルとなったダンスドリル部がある高校なんですよね。本人たちのブログにもその辺りの内容が書かれていました。今、厚木が熱い!のかもしれません。
曲は、アップテンポな中にも情景的な言葉を散りばめています。バックで鳴り続けているハーモニカ(ブルースハープ?)がいいですね。メロディラインも、いわゆるドレミソラの5音音階を基調にしていて、和風な響きを出すのに一役買っています。
歌詞を読んでいて、気付いたことがひとつあります。
『煌いて 揺らめいて 蒼き夢 舞い放つ』
『願うまま この想い あなたに 鳴り渡れ』
『繋ぎゆく この想い 愛しき 君 我』
これ、すべてサビ部分のフレーズですが、共通している特徴があるのがわかるでしょうか。どこかというと、動詞です。「舞い放つ」「鳴り渡れ」「繋ぎゆく」…ふたつの単語を組み合わせひとつにした動詞を多用しているわけですね。「鳴り響け」「舞い上がれ」とかは一般的ですが、上記などはかなり独特で、あえて使っているように感じます。
こういうのは、もちろんメロディに文字数を合わせる関係というのもあるんでしょうけれど、異なる単語を組み合わせている造ん奥行きのある表現ができるのですね。ただ「放つ」というよりも、「舞い放つ」といったほうが、直線的でなく動きのあるイメージを与えられるわけです。
…また、『此の花 燃えゆく』などもそうですが、「〜ゆく」というような形が多く。そのほかの表現も、単純に「〜する」というよりも、現在進行形でずっと続いている、といった印象を感じさせます。こういうところ、作者の好み、特徴を感じることができますね。
前からこのサイトは愛読していてメルマガも取っているんですか、今回ブログにリンクを晴らせて頂きました!<br />
一応報告に。<br />
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このグループ、前作が「SAKURA」ってことで「なんじゃ、桜ブームに乗っかった不届きものめ!」と思ってたら、意外とはまっちゃって。<br />
今回のシングルも似た雰囲気なんだけど、個人的には結構好きですね〜。<br />
BLEACHが結構好きなせいかもしれませんが。笑<br />
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今後も更新楽しみにしていますので。<br />
あ、自分はELTファンなので、スィミーとかのレビュー、待ってます!<br />
ではでは、失礼します。
「SAKURA」にしてもこの曲にしても、若いのになかなか情緒的で感心だなあ、という印象です。メッセージ性とか伝えたい気持ちとかよりも、むしろ曲の雰囲気を第一に考えているっぽいところがいいなあと。<br />
今年の音楽リスナー界は「もう桜はいいよ」的なムードで、むしろワリを食ってしまったような気もします。<br />
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遅くなりましたが、リンクありがとうございましたー。もうじゃんじゃん勝手に張ってくれて構わないのですが、ご報告いただいて感謝です。