2006年07月29日

ORANGE RANGE「チャンピオーネ」

チャンピオーネ
ソニーミュージックエンタテインメント
ORANGE RANGE

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<盛り上がるその場のテンションを、そのまま一曲に放りこむ>

 ワールドカップのテーマソング、しかもNHK抜擢!という最大級のタイアップにもかかわらず、なんというかいつものORANGE RANGEだなあという作品です。Amazonでの嫌われっぷりが凄くて面白い。

 まあ、「音楽性」とか「スポーツの感動」とかを求める人には向かない音楽ですね。楽しくノリよく元気よく、という方向性です。『サビだけに盛り上がろう』みたいなメタなフレーズがあったり(こういうの嫌いじゃないです。だって誰もやらないし)なんだりするのを見ると、むしろ完成度とか感動とかをあえて否定しているような気もしないでもないです。超アウトロー。
 なので、感動を求めている人が「感動できない!」と怒ったところで、それは筋違いというもの。『一生寝ない事にしよう』というフレーズを聴いて「そんなの無理だ」とツッコむ人には向かないです。そのくらいの気持ちで盛り上がっていこう、あるいはもう寝なくてもいいじゃん?くらいのテンションになっている、ってことですね。ココのほかも全体的に、その場のノリ、「今」のハイな気分だけを抽出している感じがします。


 しかしそれだったらそれで突き抜けてほしいところ、『悲しみから描き出した』とかだったりストリングスだったりで、半端に「感動」要素もはいっているのがちょっと。テーマソングに心からの感動を求めている人には遥かに足りないし、自分みたいに突っ切ってほしい人にもちょっと…という。まあこの「なんでもあり」さが彼ららしいとも言えそうですし、あるいはタイアップだからちょっとだけ遠慮したのかなあとも考えられますが。
 相変わらず「NANANANA…」のコーラスとか、キャッチーなメロの作り方は健在です。ただ今回はスキャット部分は問題ないですが、歌詞の乗り具合がややうまくいっていないような箇所があったりして、今までの曲に比べて覚えにくいと感じる人はその辺りに原因があるのでは。


posted by はじ at 13:08| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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