2006年06月11日

いきものがかり「SAKURA」

SAKURA
ERJ
いきものがかり, 水野良樹, 島田昌典, 山下穂尊, 亀田誠治, 荒井由実, 江口亮

このアイテムの詳細を見る


<別れの記憶を呼び覚ます「春」の「桜」に心をふと留め、そして決別して歩き出す>

 今年の「桜」バラードとして、一部で話題になっていた歌。不思議なバンド名ですが、今回がデビュー曲のようです。

 オフィシャルサイトでインディーズ時代のデータとかも見られます。タイトルだけ見ていくと、どうも和風なテイスト、郷愁的なものを表現していきたいのかなあと推測できます。それはこのレビュー書いている既に発売されている2nd「HANABI」においても読み取ることができるので、たぶんそうなんでしょう。
 そういう意味では、春のデビュー曲に「桜」を持ってきたことは、近年の桜ブームにも乗りつつバンドの方向性としてもちょうど沿っているなあと。

 『さくら ひらひら 舞い降りて落ちて』という出だしの言葉が象徴するように、メロディラインは流動的でひらひら/ゆらゆらとした印象を与えてきます。裏拍ノリや細かい流れのある旋律だから、そういう感覚を受けるんですね。
 そんなメロディに乗るのは、「君」との思い出。『それぞれの道を選び ふたりは春を終えた』という過去の記憶があって、春が巡るたびにその別れを思い出す。「君」をだんだん忘れていくけど、ふたり過ごした日々は今も大切で…という、まあ王道パターンです。迷ったりもするけど『春のその向こうへ歩き出す』と、はっきり未来に向かっていくという意志を「春」=「桜」=「別れの記憶」から先へ行くという形で示しているのが、ポイントと言えばポイントでしょうか。
 あと、『書きかけた 手紙には 「元気でいるよ」と/小さな嘘は 見透かされるね』というフレーズ。ここは、「書きかけた」「小さな嘘」という言葉から、元気だと手紙を書こうとしたけど、本当は元気じゃないし結局手紙も出さなかったんだ、ということが読み取れます。こういう裏読みができるフレーズは好み。

 神奈川県の中央、厚木・海老名あたりの出身と言うことらしく『小田急線の窓に 今年も桜が映る』と地元を走る路線の名前が。ということは、『ふたりで通った 春の大橋』も、具体的なモデルがあるんでしょうか。
 っていうか地元のほうなので、もしかしたらあそこのことかなーという推測ポイントがいくつか浮かぶのですが。


posted by はじ at 16:28| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。