2005年11月08日

REIRA starring YUNA ITO「ENDLESS STORY」

ENDLESS STORY
ソニーミュージックエンタテインメント
REIRA starring YUNA ITO, Dawn Ann Thomas, ats, H∧L, Saeko Nishio, daiki kasho, Shinya Saito

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<JPOPに味付けされた中ほのかに香る洋テイストと、陰りを感じさせない陽性の声>

 NANA starring MIKA NAKASHIMA「GLAMOROUS SKY」と同じく、この秋大ヒットした漫画原作の映画「NANA」の挿入歌です。
 知らない方のためにちょっと補足しておくと、まあこのお話には二つのバンドが登場しまして、その片一方が「GLAMOROUS SKY」、んでもう片一方がこちら、と理解しておけばいいのではないかなと。カラー的にも、アップテンポで押せ押せな雰囲気の中島美嘉NANAとしっとり王道バラードを聴かせる伊藤由奈REIRA、とそれぞれの違いを表しています。

 さて、完全なる新人の伊藤由奈ですが、ハワイ出身のハーフさんなのだとか。曲ももともと洋楽で、こちらを見るとけっこう何度もカバーされているそれなりに有名な曲のようです。軽く聴いてみた限りでは、あんまりそういう印象は受けませんよね。純和モノといっても十分通じそうな、王道中の王道っぽさ漂うJPOPバラードで。たぶんアレンジとか、わざとそんなふうにしているんじゃないかと。ピアノとかギターがかなり泣かせにかかってますし。
 でも、やっぱりBメロの進行が定型パターンで進まないのなんかを見ると、洋楽っぽいなあと思います。JPOPというのは定型のループコード進行に拠る部分がかなり大きいので、ここまで大幅に8小節進行を崩している曲はなかなかないわけで。
 あと、歌声も。英語の箇所のほうが流暢ですね。自然に歌えてます。その一方で日本語部分は、きちんとリズム通りに当てはめようとしているっぽい。慣れてないのかなーと。あと、ハワイって土地のせいなのか、声がまっすぐですよね。

 歌詞は当たり障りなく。英語曲カバーなのですが、詞はどの程度オリジナルなのでしょうか?ほぼ完訳なのか、テーマからまったく違うのか…
 『たとえば叶うなら もう一度』っていうことは、心離れてしまっているんでしょうか?そういや出だしも『If you haven't changed your mind』=「あなたが心変わりしなかったら」と読めちゃいますねえ。えー、それで『伝えたい ずっと永遠に』というのは、かなり暗い歌な感じですね、実は。まっすぐで陽性な声だから、てっきりハッピーな曲だと思っていたんですが…

 それにしてもデビューがこういう形で、彼女の歌手活動は今後どんな感じになっていくんでしょうか。タイアップとしてはこれ以上ないくらい話題性がありましたけど、これからはちょっと難しいんじゃないかなあと。はてさて。


posted by はじ at 23:59| Comment(7) | TrackBack(0) | J-POPレビュー企画もの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
カップリングの「JOURNEY」は「ENDLESS STORY」とは逆に、「明日へ向かって走り出そう」的なずいぶん前向きな歌ですね。やはり日本語の歌詞には慣れていないようです。極論を承知で言うと、歌い方に関しては棒読みに聞こえます(汗)。歌唱力はかなり高く、現段階でも聴かせる力は充分にあると思いますが、それだけに技術面でのさらなるステップアップが欲しいところです。近々、CM上で新曲がオンエアされるそうですので、今後の方向性を知る意味でも注目したいところです。
Posted by CEAQUNDE at 2005年11月17日 22:49
カップリングもCDTVでちらっと聴きました。A面のこちらとのバランスをとったんでしょうね。<br />
やっぱり声には独自のものを持っていると思うので、うまく生かしてあげられるかどうかですねー。REIRAではなく、伊藤由奈自身のキャラクターを確立させてあげないと、という。<br />
カタコトなところは、韓国系アーティストのみなさんのように、うまくすれば不安定さを魅力にも出来ると思うので、その辺も考えてもらいたいところです。
Posted by はじ@ネットカフェ at 2005年11月23日 18:39
この曲、歌メロよりも、イントロの泣きのギターソロのほうが印象的だと思いませんか?で、アレンジャーの名前をよく見たら、浜崎あゆみなどのアレンジを手がけている音楽ユニットのHALでした。<br />
http://ja.wikipedia.org/wiki/H%CE%9BL<br />
この人達は、派手なデジタルサウンド及び、イントロや間奏で印象的なエレキギターのソロのフレーズを作るのが本当にうまいと思いますね。浜崎あゆみ「Far Away」(2000年)のアレンジなんか本当にカッコいい!と思いましたもん。まさに2000年代を代表する名アレンジャーと呼べる人物のうちの一人だと思いますよ。
Posted by シスターチルドレン at 2007年01月10日 08:26
すいません、泣きのギターソロが出てくるのはイントロではなく間奏でしたね、すいませんでした。
Posted by シスターチルドレン at 2007年01月10日 08:30
あー、確かに印象に残ってます、この曲の間奏。シンプルだけど力強い感じ。<br />
<br />
ドラマティックなギターフレーズってどう作るんでしょうね。自分作曲も少しかじりますが、ギターは触れたことないんで見当もつかないため、すごいなあと思います。
Posted by はじ(管理人) at 2007年01月14日 00:22
そんなこと知りませんよ(笑)。それよりも、キャッチーなサビをどうやって作るのかのほうを教えてほしいですよ(笑)。
Posted by シスターチルドレン at 2007年01月14日 10:19
キャッチーなサビの作り方、理論的にはいくつかあるかなと思います。それを組み合わせればヒットするかというとそうではないところが難しいんですけれど。<br />
<br />
単純なメロディならともかく、ギターとかドラムとかはやっぱり実際に楽器を知らないと、その音色をどう生かすかとかがなかなかわかんないんですよねー。
Posted by はじ(管理人) at 2007年01月21日 15:45
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