2005年08月20日

倖田來未「Butterfly」

Butterfly(DVD付)
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
倖田來未, 渡辺未来, 渡辺徹, Yuichi Ono, 宮地大輔

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<ブルースとポップの融合の中、現代的・現実的な視点で鋭く描かれる恋愛の機微>

 特別盤と通常盤のどちらも画像があるときはふつう通常盤を使っているのですが、今回はスキャンダラスなDVD盤のジャケットのほうがふさわしいかなと。
 キャッチーなサビとムーディーなメロの対比がきいています。っていうか、曲調、ルパン三世を思い出してしまいました。あと、スパイ映画のテーマみたいな、そんな雰囲気です。ブルースの音階であるブルーノートが取り入れられてまして、これのおかげでちょっと陰のある雰囲気になっています。でもサビは、調子こそ大きくは変わらないものの、普通にJPOPの文法ですね。で、そのぶん、メロでの陰が取り払われて、パッと鮮やかになる印象が加わってきます。

 『君は私の「すべて」ではない/だけど いないと「すべて」が/ダメになる』
 詞をざっと読み下していくと、この一文が光りますね。「あなた以外見えない!」というなりふりかまわない情熱的な愛情表現ではなく、クレバーな女性を描こうとしているのがわかる一節です。
 最近はこういう「わきまえた」詞が、ちらほら目立ってきているような気がします。ちょっと前もどこかで触れたような覚えが…どの曲でしたっけ。一歩引いて現実を見据える目線、というものを持ったタイプの歌は、今の時代の感覚のどこかで膨らんできているのかなあと思います。
 その中でも、上に引用したフレーズはいいですね。恋愛感情の不思議さ・面白さを、いい形で取り出しています。


posted by はじ at 14:39| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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