2005年07月30日

ユンナ「ほうき星」

ほうき星
ERJ
ユンナ, 佐藤永麻, 田中直, Satomi, 田村直樹, Jun, 佐橋佳幸

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<不可能な願望を本気で願う、まっすぐに突き抜ける思いのこもった曲>

 韓国出身女性歌手。ダンスチューンを中心とするBoAとは対照的と言ってもいいくらい、まっすぐなアッパーチューンです。
 実際のところ、わりとありふれた作りのはずなんですけど、なんだかすごくフレッシュです。そういえば少し前まではこんな作風の女性歌手はいなかったよなあ、というのがひとつ。最近はBENNIE Kが支持されていますし、アッパーな女性ボーカルの波が再び来ているのかもしれません。
 あと、ピアノの存在感が強いのが大きいですね。メロでは低め大人しめでリズム出しとして使われていますが、サビになったとたんにパッと印象的な連打が響き渡ります。個人的にこの「連打」(ギターの場合はかき鳴らし)が大好物だってのもあるんですが、鮮烈な印象を与えてきます。

 この歌は「ほうき星になれたら、あなたのもとに飛んでいきたい」という、その想いがほぼすべてです。非常にシンプルです。
 人間がほうき星になることは当然できないわけですが、この曲の場合は「飛んでいけたらいいのになあ、でもそんなの無理」とため息をつくのではなく、会いたい、という気持ちは、すっかり空を飛んでいってしまっているかのようです。うじうじと悩んでいたりしないんですね。『だからほうき星ずっと 壊れないよ』というフレーズ、ここでの「ほうき星」は、まさに『空駆け抜け 飛んでいく』主人公の気持ち、そのものです。実際のほうき星は一瞬で消えるものですが、でも胸の中の昂ぶりは、いつまでもなくならない。そんな強い想いが、確信しているかのようにすっぱり言い切られています。

 あと、「ほうき星」という言葉を選んだセンスですね。たとえば「流れ星」だと、願いをかなえるために祈る対象、というイメージが根付いてしまっているので、「自分がそうなりたい」というこの曲のスタンスには、ややそぐわないのではないかなと。
 また、「shooting star」と英語にしたりしないのは、伝わりやすさを重視する最近の邦楽市場の傾向かなと。


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