2005年03月20日

大塚愛「黒毛和牛上塩タン焼680円」

黒毛和牛上塩タン焼680円
大塚愛, 愛, Ikoman
エイベックス・ディストリビューション

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 はい、いろいろ反響を呼んだインパクトあるタイトルの曲です。
 男女のちょっと踏み込んだ関係を焼肉に仮託して書いているわけですが、そもそも小説の世界でも食事の描写に性的な要素を取り入れるというのはひとつの手法だとかなんとかあるので、馬鹿だなーと一蹴することもないし珍しいってほどでもないくらいでしょうか。

 ただ、モチーフが「焼肉」って点には注目したいです。インパクト狙いとか本人が焼肉好きだとか、そういうこともあるんでしょうけど。
 『あみの上』に「自分(=食べられる側)」を置き、『お味はいかが?』と「あなた(=食べる側)」を配置する。この関係性の時点ですでに「あたしを食べて」という煽情性が発生するわけですが、さらに加えて焼肉というのは、一つの網を複数の人間で囲んで食べるものなわけでして。
 つまり、『あみの上』を「衆人環視のステージ」、食べる側(複数)を「観客、ファン」に見立ててみると、『お味はいかが?』と堂々と挑発し、あくまでも『あなた』と一人だけを相手にしているように描く大塚愛は、「アイドル=見られる者」としての自覚を明確に持って曲作りをしているんじゃないかなあ、と思います。自分で作詞作曲しているといっても、「心の赴くままに」作るのではなく、「どう作ったら反響があるか」という意識のほうが強いんじゃないか、と感じるわけです。だから、シンガーソングライターと言うよりは、自らをプロデュースしているアイドルだと思いますし、本人もそういうつもりで活動しているんじゃないかなと。

 しかし、またもや三連バラードですか。「大好きだよ。」と連続ですよ。この人はとにかくメロディの引き出しが(言葉もですが)少ないので、もっと充電するべきだと前から言ってますが、そうもいかないんだろうなあ。もっといろんな音楽を聴いたら、少しずつ広がってくると思うんですけどね。それはそれで、何を聴いたか影響がバレバレな感じになったりしそうですが。


posted by はじ at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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