2004年11月29日

ウルフルズ「バカサバイバー」

バカサバイバー
ウルフルズ, トータス松本, ウルフル ケイスケ
東芝EMI

このアイテムの詳細を見る


 ウルフルズイズム(変な言葉だ)炸裂です。バカです。あれ、でもウルフルズはA.A.P(アホアホパワー)なんじゃなかったっけ。バカとアホはけっこう違いますよね。まあ響き的にもノリ的にも「バカ」でよかったと思います。「アホサバイバー」だとかっこ悪いし。「バカサバイバー」というメリハリ利いた言葉だから、そのぶん開放的に聴こえるってのもあるかなと。

 はじめは一応メロディーらしきものにのっとって歌っているのに、途中からあっという間に普通の会話調になっていきます。でも、まくし立てながらもちゃんと音楽に乗っているからすごい。畳み掛けられる言葉の要所要所に、ちゃんとリズムが生まれるようにできているわけですね。トータス松本は韻を踏ませてもヒップホップ真っ青の実力があったりするし、バカバカ言ってても毎回けっこう考えられているのです。
 「明日があるさ」カバー以後、「笑えれば」「ええねん」など、わりとハートフルな(やや暑苦しいけど)楽曲が目立ってましたが、また「ガッツだぜ!」みたいな能天気に突き抜けた曲をメインにし始めたと見てもいいんでしょうか。そうするとやっぱり「真面目」から「気楽」に移りつつある流れをちゃんと押さえているわけで、やっぱりなかなか侮れません。好きになれない人もいるでしょうけど、いなかったら寂しい、そんなバンドです。


posted by はじ at 23:25| Comment(2) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アホとバカの違いを的確に指摘するはじさんには脱帽しました(笑)<br />
僕なんて、こないだのアルバムに「アホでケッコー」って曲があったから今度はバカなのか?と思ってました。<br />
彼ら、「ええねん」でまた吹っ切れたというか原点回帰といった感じですよね。<br />
初期の名曲(?)「借金大王」とかは思いっきり語りですしね。
Posted by アイデアル at 2004年11月30日 00:49
ウルフルズは基本的には「バカ」じゃなく「アホ」ですね。大阪の人の「アホ」って、特別なものがあると思うのですよ。けなすってよりも、親しみの情のほうが上回っているフシがあるような気が。東京モンには入れない、何かがあるんじゃないかと。ええ。それゆえの「アホアホパワー」なんだろなあと思ってまして。<br />
で、そんな親しみやすい「アホ」でなくあえて今回「バカ」を使ったことに意味があるんだろうなとも思うわけです。なんてことを真面目に語る自分は、バカなのかアホなのか。<br />
<br />
「借金大王」は好きですねー。トータス的押韻が全快で、しかもただ技巧的なんじゃなくて設定が面白いから飽きないし。
Posted by はじ(管理人) at 2004年11月30日 01:22
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。