2004年11月05日

安室奈美恵「GIRL TALK/the SPEED STAR」

GIRL TALK/the SPEED STAR(CCCD)
安室奈美恵, T.KURA, MICHICO, AKIRA
エイベックス・ディストリビューション

このアイテムの詳細を見る


 両A面扱いで、同じCM曲。どちらも声を張り上げない、ウイスパー系のダンストラックですが、内容はかなりはっきりと色分けがなされています。

 まず「GARL TALK」は、柔らかく穏やかな印象。女同士の友情ものって題材というと相川七瀬「彼女と私の事情」が思い浮かびますけど、あっちはガーっと騒いでいる感じなのに対して、こちらはひたすらおしゃべりに花を咲かせています。曲調のせいでずいぶんおとなしめに聴こえますが、『ストレスさえ吹き飛ばすどっか遠く』『かまわずハメ外しておかないと』なんてあたりを見ると、かなりエキサイトしていると考えたほうがよさそうです。
 さらにどうやらこのGARL TALKは二人ではなく、三人以上で行われている模様。サシならしんみりすることもあるでしょうが、三人以上となると、テンションは止まらないんじゃないかと。なので、当人の気持ちとしては話すことですっきりして穏やかにもなるんでしょうけど、周りから見たらちょっと近づけないくらいにヒートアップしている姿が目に浮かんでしまいます。ちょっと怖いです。
 なんか曲と関係ない話になってしまいました。でもやっぱりハメ外すにもムードをつけて歌えるという点で、安室奈美恵もすっかり大人のイメージが定着したなあという気がします。

 で、「the SPEED STAR」のほうは、かなりキメキメのハードな曲。ひたすらループする旋律とか、音作りとか、すごく洋楽っぽいです。旋律の付け合わせに入ってくるシンセとかは、やっぱ日本的センスが混じってるなあと思うんですけどね。
 一応車のドライブを歌っているってことになってますが、『グラマラスなBody line』『あたしのすべて今にも むき出しにしてく感覚』等々枚挙に暇がないくらい、明らかに性的なイメージをかぶせてきています。よくある手法っちゃそうなんですけど、ただ大抵は男性視点で「魅力的なクルマ=魅力的なお前」を乗りこなしてやるぜ、みたいなのとか、あるいは女性視点なら「アタシをうまく扱えるかしら?」という扇情的なものが主流なんじゃないかと。あ、裏づけとかのないイメージの話ですけどね。
 その点この曲は、もちろん扇情的ではあるんですけど、『誰よりも速く』『力でねじ伏せる/そんなだけのやつらに 絶対に負けられない』と、媚びず、どこか気高さを保っているような描き方をされていて、なかなか面白いです。


posted by はじ at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。