2004年09月30日

aiko「花風」

花風 (CCCD)
aiko, Masanori Shimada
ポニーキャニオン

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 タイトル、パソコンで鼻風邪って変換されて、なんだかショックでした。
 久々のアップテンポで、aikoにしてはあんまり感情が渦巻いてなくてすっきりさっぱりしている感があります。でも旋律は、リズム良く進む中にも彼女らしい伸びやかさが漂ってますし、きっとあんまりすっきり行こうという意図とかはなく、するするとこの調子でできてしまった曲なんじゃないかなと推測します。
 まあ、歌い方のせいもあるんでしょうけどね。このメロディラインだと、もっと歯切れよく歌ったほうがポップ感が出ると思うんですけど、aikoは全部つなげて、緩やかで伸びのある流れを作ってます。

 aikoの詞って、恋愛のうたなんですけど、実はたいてい一人で物思いや回想に耽っているばかりなんですよね。失恋や片想いのシチュエーションが多いということもあるんですけど。
 たとえば今回だと、今はそばにいない「あなた」を想像している歌なんです。で、『生まれ変わってもあなたを見つける』と、再会を志していると。
 ポイントになるのは、上に続く言葉で『雨が止んで晴れる様に/光が射しててそれは綺麗で/あなただけを照らしてるから』とある部分。ここにはむしろ「あなた」そのものよりも、「あなた」を想像している中で射し込む光まで見て取ってしまう「あたし」の心理を、強く感じます。この「あたし」の度合いの強さが、自問自答な詞の傾向にも関係してくる、ある意味内向的な特性だったりします。なんですけど、aikoの場合は声などのせいか正々堂々として聴こえますんで、その辺をすべて「共感」に持って行きやすいんじゃないかなと。今回も、諦めきれなすぎ!イメージ美化しすぎ!ってツッコミ入れようとしたって、まったく的を射ないものになって見えちゃいますし。

 「花風」というのは、別に特定の花があるわけでないんだろうなあと思っていたら、「お花畑に咲く風」=「恋しているときに吹く風」なんだという情報があって、なるほどなと。ただの風よりも、暖かさを感じますよね、花風と言うと。人によっては、匂いまでも感じ取れるかもしれません。


posted by はじ at 04:56| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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