2004年09月21日

CHAGE&ASKA「36度線 -1995夏-」

36度線 1995夏 / 光の羅針盤
CHAGE&ASKA, ASKA, CHAGE
ユニバーサルミュージック

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 とってもお久しぶりなチャゲアスです。デビュー25周年ということで、って四半世紀もやってたんですか、このお二方。寡聞にも知らなかったです。

 なんで「1995夏」なんだろう?と思ったんですが、どうも元々は実際に1995年当時に原型があったということで。
 当時っぽい描写があったりします。『街ですれ違う 若い人たちは/みんなタレントさんで 茶色の髪してた』とか、何のことだかよくわかりますし。そういう風刺的なフレーズが散りばめられている一方で、冒頭の印象的なコーラスとか、太陽と紅茶の美しい描写とか、『忘れ物が見つからない』なんていうちょっと卑怯なノスタルジーの揺さぶりとか、全体としてはそういう傾向に収まっています。

 10年近く前の曲を今リリースする意味はどうなんだろう、とも考えましたが、でもやはりこの曲を当時出していたら、おそらくは詞のシニカルな部分が強く響きすぎてしまっただろうと。
 もちろん『36度線のベルトの下あたりじゃ/誰もが 自分らしさを 誰かで計ってる』のは、現在にも十分に通用するわけです。今も昔も東京は変わらず「36度線」に位置しているわけですしね。
 ただ、1995という過去に歌の時制をおいて「振り返る」姿勢で歌っているということで、だいぶ毒が中和されているように感じます。そこまで意図しているのかはわかんないですけど、結果として、シニカルな視点までも『カップの中』に沈め溶かし、美しい描写のスパイスにすることができたんじゃないかなと。


posted by はじ at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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