2004年09月06日

柴咲コウ「かたち あるもの」

かたち あるもの
柴咲コウ, 山本成美, 華原大輔, 市川淳, 松井五郎, CHOKKAKU
ユニバーサルJ

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 女優と歌手の二つの顔、といいつつ片方ではまったく芽が出ないというのはよくあるパターンですが、女優上がりの方の場合、「出演していないドラマ・映画の主題歌を歌う」というのは、歌手としてもきちんと認められた証になるのではないかと。
 そこへ行くと柴咲コウは、もうなんか日本中を巻き込むヒットになった「世界の中心で、愛を叫ぶ」の映画版ではキャスト、ドラマ版ではこの主題歌と、まさに両方に両面で大活躍ですね。両業成立の契機になった「月のしずく」は、出演映画の役名でのリリースというあからさまな抱き合わせだったわけで、非常にわかりやすく伸びているなあと。

 前回も書きましたが、「本格派っぽいけど肩が凝らない」という点が親しまれるポイントになっていると思います。不思議系入ってるけど、それをあからさまには売りにしないとこもあると思いますが。とにかく、ストリングスがガリガリきいてるこの曲とかをMISIAあたりが歌ったら、っていうかメロディラインとかすごくMISIA的な曲なんですけど、いい出来にはなるでしょうが、たぶん一曲通すと疲れちゃうと思うんですね。でも柴咲だと、盛り上がるけどすっと聴けると。これは案外強みになってるはずです。

 アクがないのはつまり淡白だということでもあるんですが、その点は女優としての知名度やイメージでもカバーできるし、また「ちょっとミステリアス」さも漂わせることで味がつきます。今回本人作詞ですが、はじめに『鈍色の月』なんて単語を持ってくるあたり、自分に求められるものをわかっているなあと。


posted by はじ at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(さ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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