2004年06月30日

TiA「Every time」

Every time(CCCD)
TiA, 河野圭, Kathy Sommer, Sally Wacht, 藤本和則, 安部潤
ERJ

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 ええ!?17歳になったばっかり?嘘でしょ信じられん。
 いや、歌がうまいってだけなら、まあ最近そういう人いっぱいいるし、わかるんですけど。この歌、作詞作曲も本人、しかも作ったのが中学生のときだということで。で、ちょっと仰天するくらい、出来がめちゃくちゃいいんですよ。
 『君は僕のこと 何も知らないと/そう言われて 急に息が出来なくなる』なんていいですよね。で、『知らず知らず 好きになっていた』と続くBメロでは、メロディに弾みがついて、ボーカルのみずみずしさがぱっと溢れてくると。ここが出色で、何気なく聴いていてもはっと興味をそそられるくらいの力があると思います。サビはそこまで飛びぬけたものはないですけど、最後の「あなたを想う」と広がるイメージで終わるのがいいですね。システム的に言うと、主音(ドレミファソラシドで言うなら、ドね)で終わっていないためにこうした印象になるんですけど、そういう響きを、おそらく無意識のうちで理解して使うセンスがあるわけです。

 詞は、全体を見ると、「海での二人」という状況がまずあって、そこから少々気張って広げすぎかな、と思ったりはしました。愛は何よりも強いのよ、壮大なのよ、みたいな、思春期の女の子によくある浸りすぎな傾向がちらほら。ただ、弱冠17歳でのデビュー曲だからむしろ初々しくてプラスにも映るし、『太陽が昇り 月が沈むまで』あなたのことを想っている、ってのとか、やっぱりちょいと大げさすぎるんですけど、でもこの表現自体は非凡なものがあったりして。なかなか使えないですよ、こういうフレーズ。
 歌もうまい。うまいっても見せつけるうまさじゃなくて、ナチュラルな響きがして。総じて、とても四つ下とは思えないレベル。センスが磨かれすぎだけど、オフィシャル見ても、宇多田ヒカルみたく、特殊な環境や経験を経ているってわけでもなさげ。どういうことだこりゃ。

 というわけで、中学生の間にできた曲で高校生が歌っているとはとても思えない完成度です。こんなショック受けたのは、広瀬香美が「ロマンスの神様」を中学生のときに作った、って聞いたとき以来ですわ。正直なとこ、平川地一丁目がすっかりかすんでしまいました。やっぱり女の子の方が早熟なんでしょうかね。


posted by はじ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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