2004年06月23日

ZONE「太陽のKiss」

太陽のKiss (CCCD)
ZONE, 町田紀彦, 山原一浩, 吉岡たく
ソニーミュージックエンタテインメント

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 毎年この時期になると、夏を先取りしたような清涼飲料水あたりのCMでいっせいに流れ始める、そんな感じの曲。え?CMはCMでも、化粧品なの?失礼しました。まあ、とにかく「どっかで聴いたような」印象で、それを「王道」とみる人も「定番」とみる人も「独創性がない」とみる人もいるでしょう。
 夏のことを歌っているのに、ちょっと早い時期にリリースするのは、まあこの国ではクリスマスキャンペーンが一ヶ月前から始まったりするんで違和感はないわけですが、歌の内容があくまでも「イメージとしての夏」だということも、大きなポイントになってます。
 暑い陽差しの中海へ行って愛しいあなたと、っていう詞世界は、言ってみれば「期待」や「願望」なわけです。古今東西、夏といえば!と問いかけたら一番に返ってきてもおかしくない、ステレオタイプな「すばらしい夏」のイメージ。これが、まだ夏じゃない、だけどそろそろ近づいてきて、というこの時期、夏が待ち遠しくて気もそぞろな人たちの、「今年の夏は・・・!」っていう空想を、強く刺激するわけです。
 実際に夏が来てみたら、海に行く暇なんてないかもしれないし、行ったら行ったで砂浜は人でごった返している可能性は高いし、歌の中ではさわやかな太陽の光にも恨み言を連ねたくなるかもしれないし、肝心の『あなた』と呼びかけられる相手がいなかったりするかもしれません。でもまだ始まっていない段階では、いっくらでも期待を膨らませることができるわけで。
 自分なんか暑がりなので、実際にやってくる夏は四季の中で一番憂鬱な季節なんですが、イメージとしての「夏」ならば、断然に魅力的な季節でもあったりして。そうして「夏」を想像してわくわくする人っていっぱいいると思うので、この「太陽のKiss」みたいな世界は、まだ夏が来ていない今のうちに出しておくのがいいわけです。


posted by はじ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(さ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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