2004年05月09日

DREAMS COME TRUE「マスカラまつげ」

 実はあんまりちゃんと聴いてないんですが。
 とにかく、迫力があるわけです。揺さぶってくるものがあるのです。歌詞は、特にこうした失恋の曲は描写的で、細かいところまで現実的で、ひときわ生々しいストーリーが語られていたりして。

 この失恋の生々しさは、語られるストーリーがキレイキレイした「詞」ではないというところから出てきているんだろうなあと。歌詞ってのは何かと抽象的になったり状況や言葉を勝手に選別したりしまいがちなんですが、吉田美和はあえてそうした不思議なお約束を踏み終越えます。たとえば水入れたバケツ持った友人の姿に笑っちゃったり、泣きながらうどん食べたり、今回なんかだと涙のせいでマスカラが落ちて『みごとパンダ顔』になっちゃったり。そういった、物語としてはちょっと格好が整わない、完璧じゃない部分が、出来過ぎたキレイな別れのシーンよりも、揺さぶられるような共感を呼ぶわけで。
 吉田美和の歌唱力と『パンダ顔』な主人公、ってのはけっこう不釣合いな気がしてしまうんですが、まあありなんでしょう。『こっちをもう見ない あなたはだあれ?』なんてドキッする一文を効果的に使えるのはやっぱりあれだけ感情を乗せて突き抜けてこれる声があるからなんでしょうし。


posted by はじ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。