2008年09月17日

谷村奈南「JUNGLE DANCE」

JUNGLE DANCE(DVD付)
JUNGLE DANCE(DVD付)
posted with amazlet at 08.09.17
谷村奈南
エイベックス・エンタテインメント (2008-05-07)
売り上げランキング: 901


<楽曲自体の「露出度」は高くない?>

 奈南と書いて「なな」と読む、現役青山学院大生アーティスト。3作目となるシングルは、クラブのホットなムードを感じさせる、ダンサブルチューンです。

 PVでは露出度の高い衣装を身にまとい扇情的なダンスを踊り、さらには水着も(映像の文脈をぶっちぎって)披露するなど、Gカップのプロポーションを明らかに意識してアピールしているなあと。
 サウンドもまたアドレナリンが出そうなアッパーさがあります。

 ただ、歌詞に関しては…確かに設定としては『都会はジャングル』、『牙や毒、隠し持つ猛獣がいて』デンジャーでスリリングな出会いの場だ、という描かれ方にはなっているものの、エロさはあんまり感じられません。野生、ワイルドさへの志向が読み取れますが、それは『此処じゃ誰も 何にだってなれる』…夢を追い求めたり自分を見出したりするような健全な動機から繋がっているように書かれていまして。
 なのでなのか、『認め合うの 知らない誰かとも』というフレーズも、本能のままに相手を求める…というような艶かしさはあんまり感じられません。

 新しい出会いを求めたり、今のひとときを楽しもうとする刹那的な考え方も、快楽主義に基づくものではなく、精神を開放する自己実現的な欲求に応じてのものとして提示されているのです。
 なので、全然やらしさがない。それは楽曲のコンセプト的に、また彼女の売り出し方的にOKなのかNGなのかというのは、外部からは判断が付けにくいところですが…

 それにしても、かなり多くの場所でシャウトが差し挟まれるのですが、こちらもまた色気があんまり感じられず…これはNGじゃないかなーと。
 発音が悪いわけじゃないと思うんですが、なんというか素人真似っぽく聴こえてしまうのです。本人のセンスの問題なのか、アレンジ時の調整がうまくいかなかったのか…ビンバンと音が響くアレンジ全体にちょっと拙さも感じるので、後者の要因が大きいような気もします。
 セクシーさをウリにしたプロモーションは、ヒット前の倖田來未を思い出しますが、音楽的には当時はR&Bに徹していた倖田來未と比べると、なんというかだいぶチープな印象。

 なんだかんだで耳に残りますし、この一曲で世間に対する知名度はけっこうアップしたんじゃないかなと。そう考えると、ちょっと時代とズレているようなサウンド、そしてPVでの露出攻勢というのは、きちんと相乗効果を生み出したと言えるかもしれません。
ラベル:谷村奈南
posted by はじ at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー女性(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。