2008年04月30日

SMAP「弾丸ファイター」

弾丸ファイター
弾丸ファイター
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SMAP
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<歌詞のキーポイントは「共感」と「整合性」>

 前作から1年以上のスパンを置いての新曲は、デジタルな音を駆使したちょっと風変わりなアップテンポ。
 「今までにない」タイプの楽曲ですが、それは何も今回に限ったことではなく、あの「世界にひとつだけの花」大ヒット以降から、実験作というか王道を行き過ぎないタイプの曲を歌っているように感じていまして。国民的ヒットシングルで「あがり」にならないよう、意欲的にチャレンジをしてきている点は評価したいところです。
 わりと周りから不評を聞くので、そうすると褒めるところを探すクセがあるんですけど、確かに今作は「意欲」はわかるんですが、大ヒットする類の楽曲ではないかなあというのが正直なところ。

 歌詞に関しては、これは昔のSMAPぽいですね。
 『ナイス当たりで 罠にはまるか/たなぼたサンキュー エースに変わるか』なんて、「はだかの王様〜シブトク つよく〜」とか「ダイナマイト」辺りのあの頃のコミカルさ、やんちゃさを思い出します。

 年相応じゃないのでは?という声もありますけど、個人的にはこれはOK。
 「世界にひとつだけの花」の次に出た「友だちへ〜Say What You Will〜」のときに、こんなマジメな方向ばかりになっちゃうのかなー、と寂しく思ったりしていましたしね。
 ここ数作はわりと精神年齢が高めのシングルが続いていたので、そのイメージが強くなっているのかもしれないですし、あるいは事務所の後輩達が活発な活動を展開しているので、間を長く空けていたうちにコミカルさ若さのイメージは持っていかれてしまった、ということなのかもしれません。

 ただ今回も、決してやんちゃなだけではなく、『未来にむかう なか/バトンを つないでいる』というようなフレーズもあったりします。
 狙いとしては、コミカルさを演出しつつ、その奥に真面目なメッセージを感じさせる…というようなところかなと推測。

 では何が問題なのかというと、それは詞の形式が「共感型」になっていないところではないかなと。『凹むアウトが セーフだったり』みたいな「あるある」は多少含まれているものの、感情移入しやすいエピソードのようなものが薄いのです。
 今の時代、とにかく「共感」できるかできないか、という点は重要視されています。そういう部分がないと、軽く感じられてしまいがちだったりする傾向があるよなあ、と。

 また、全体を通してストーリー性があったりテーマをまとめていたりするタイプの楽曲も増えているため、歌詞全体の「整合性」もまた重要になってきている気がします。その見方で行くと、この曲はサビで急に『地球に生まれ』と壮大になったり、内容がバラバラに感じやすい作りなのかなあとも。
 90年代は、このくらいのキャッチーな言葉を散りばめる書き方でもアリだし、それこそが好まれていました。先に「昔のSMAPぽい」と書きましたが、それは懐かしい一方、時代にはそぐわなくもなってきていたのかなと。続きを読む


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2008年04月28日

レミオロメン「Wonderful&Beautiful」

Wonderful&Beautiful
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レミオロメン
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<一長一短の世界を肯定するために>

 どっしりした印象のあるミディアムテンポの中で、キラキラした音と安定感のある声。情景は、冬の高速道路に舞い落ちる雪…
 これまではどちらかというと自然物の情景を主に描いてきた感のあるレミオロメン。『冬の首都高』の渋滞、なんて都会の描写が入ってきているのは、個人的には新鮮でした。

 渋滞に心を乱されながら、『都会は溢れて 田舎は足りない/それとも逆か 似たようなものか』などと思索してみる。どちらにも一長一短はあるし、それは都会と田舎の性質に加え、人それぞれの感じ方もそうでしょう。都会にいても不満は出るし、田舎へ行ったから幸せになる、というわけでもないものです。
 …と、詳しくは書かれていませんが、そういう思いがここには込められているんじゃないかなあと推測します。

 なぜそう感じるかというと、続くサビで示されていくこの楽曲全体のテーマが、『Wonderful 間違えもある/& Beautiful 不完全でも』いいじゃないか、という内容だからです。
 完全なものなんてない。『Wonderful 不確かであれ/& Beautiful 不自由であれ』と後でも歌っているように、それでもいいんだ、と受け入れようとする意志がこの楽曲には乗せられているわけです。

 さらに言うと、そんな不完全だったり間違ったり、自分自身を超えられない自分は、変わりたいという気持ちを胸に、「光」を求めています。そして、それは最後に『光を探したのさ/あなたを探したのさ』と重ねられることで、「光」=「君」であることが暗に(わかりやすいですが)示されます。
 一長一短、不完全な世界や自分を肯定しようとする。そのためには、他の誰かの存在が必要なんだ…そんな訴えかけが、冬の都会の情景の中で語られているのですね。

2008年04月27日

メルマガ、Vol.140発行。

メールマガジン≪現代ポップス雑考。≫
Vol.140 2008/04/27 発行部数:めろんぱん 444/まぐまぐ 247

<雑考バトン>
FUNKY MONKEY BABYS「旅立ち」
 〜ソツのなさに加える要素

<新着レビュー>
aiko「二人」
 〜隠された本心が発する「必死な切なさ」


 公私ともども忙しい状況で、しばらくは縮小更新が続きそうです。
 そのうちわっと更新するかもしれません。細々と続けていくかもしれません。ちょっとまだわからない状態です。

 とりあえず、出張コラムとメルマガはきちんと予定通り届けていきたいと考えています。


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  バックナンバーも開放しています。
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2008年04月26日

V6「way of life」

way of life
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V6
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<哀愁と厳しい現実認識の先にある「強さ」>

 ドラマ「SP」主題歌の、ミディアムバラード。V6は、親しみやすいポップで明るい曲調が中心というイメージもありますが、けっこうこうしたメロウな楽曲も担当している気がします。同じメロウ路線でも、KinKi Kidsはオリエンタルな感じですが、V6はもっとプレーンな印象です。

 今作も、どこかR&Bっぽさも漂う、マイナーに収束していくどこか哀愁漂う楽曲。
『灰色な日々が残す残像に/ため息も 悲しみも 何もかも溶かしてく』と、どこかやるせなさを感じさせるフレーズがあります。

 特に強調しておきたいのは、『よみがえる 幼き記憶を/辿っても 何処にも行けやしない』あるいは『呼び続けても 呼び止めても/戻れない昨日になる』といったような、あまり明るい内容とは言えない言葉が盛り込まれている点です。思い出をすっぱりと否定し、時間は戻らないと言い切ってしまうわけです。
 しかし、それは厳しいながらも事実です。甘い考えを振り払い、現実をしっかりと見据える。そして、厳しい現実を直視しながらも、その上で『守りたい明日がある/歩いてく 今日もこうして』という言葉を紡ぎだしているのですね。

 ポジティブ思考にもドリーミーにもならず、厳しさ辛さをまっすぐ見つめ、それでも明日へ進んでいく決意を明確に打ち出す。この一連の流れが、前へと進んでいこうというメッセージ性を強めているのです。
ラベル:V6
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2008年04月24日

今週の出張音楽コラム:4/24

 ニュース系メルマガ大手「忙しいあなたの代わりに新聞読みます」にて、毎週木曜日、音楽コラムを連載中しています。
 今週は、こんな内容を書いています・・・



SMAP×SMAPの特別版、「名曲歌謡祭」をたまたま観ました。
そこで登場したゲストとともに披露された曲は、
TM NETWORK「Get Wild」やEPO「う、ふ、ふ、ふ、」などなど・・・



この続きは、本日発行されたメルマガにて掲載中。興味のある方は、どうぞ読んでみてください。
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2008年04月20日

メルマガ、Vol.139発行。

メールマガジン≪現代ポップス雑考。≫
Vol.139 2008/04/20 発行部数:めろんぱん 443/まぐまぐ 249

<雑考バトン>
aiko「二人」
 〜タイトルからは想像できない切なさ

<新着レビュー>
BoA「be with you.」
 〜少しずつオトナへ変わっていく途中で


 ゴールデンウイークで遅れを挽回したいと考えつつ、余裕があるかどうかスケジュールを思考中です。


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2008年04月19日

YUKI「ワンダーライン」

ワンダーライン
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YUKI
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<ファンタジックな航海が示す意識>

 このところのYUKIの楽曲らしさを詰め込んだような曲、という印象です。

 4つ打ちのループするリズムとスペーシーなサウンドは、「JOY」あたりからはっきりと漂ってきているもの。「メランコリニスタ」「星屑サンセット」あたりでも感じられましたよね。このあたりのピコピコ&ダンサブルな楽曲の流れに位置づけていいのではないでしょうか。

 歌詞についても、たとえばカタカナの多用は「メランコリニスタ」を彷彿とさせます。特に、『オーライ!』と声を上げたり、『バンプ エンド グラインド』と動作を描くような言葉を使っているあたり。
 音から言葉を選んでいるようなフシがあるのも、YUKIのこの手の楽曲の特徴です。メロでは『ばらまいて』『瞬いて』『また抱いて』などと韻を踏んでみたりもしていますね。

 歌詞は、航海をテーマにして、それに関するキーワードを散りばめて出来上がっている感じです。その航海は「私達」によるもので、キスを投げかける『船長さん』は航海のパートナー、つまり恋人だと解釈するのが妥当でしょう。
 ちなみに、その船は海を走っているわけではどうもなさそうです。海っぽい単語もいくつかあるのですが、『星の明かり 頼りに 浮かんだ船』『ワンダーライン つなぎあって 生まれてく 空』『虹の橋を 渡ればきこえる歌』などを見ると、空を行く船に乗っているイメージなのでしょうね。

 総じて綺麗な言葉に彩られていますし、とてもファンタジックな内容に仕上がっているわけですが、しかし随所には『ゆううつに 恋してるのも つらい』『不安なの』と言っていたり、いいことばかりというわけでもない。
 7拍子になるCメロで『生きている意味なんて 考えてる暇 ないのさ』と言ってのけ、今を遊ぶ!と高らかに宣言していることからしても、今回の歌詞世界は「このときを楽しむ」という意識から生まれた世界観なのかなーと。
 何が起こるかわからない(=ワンダーライン)、自分自身も何を起こしていくかわからない(=ワンダーガール)、でも舵取りをしてくれる相手(=船長さん)と一緒に楽しく進んでいこう…と考えると、落ち着きがいいかなと考えてみました。

2008年04月17日

今週の出張音楽コラム:4/17

 ニュース系メルマガ大手「忙しいあなたの代わりに新聞読みます」にて、毎週木曜日、音楽コラムを連載中しています。
 今週は、こんな内容を書いています・・・



「羞恥心」。また、ものすごい名前のユニットが登場してきました。
人気クイズ番組「クイズ!ヘキサゴンII」にて、いつも珍解答を連発し、
人気を博している男性芸能人3人。この番組からは、同じように、
すでに女性3人組もPaboという名前でシングル「恋のヘキサゴン」を
リリースしていたりします。

さてデビュー曲「羞恥心」、なかなかのスマッシュヒットになっている模様。
テレビ発の話題性と人気ももちろん大きな要素ですが・・・



この続きは、本日発行されたメルマガにて掲載中。興味のある方は、どうぞ読んでみてください。
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2008年04月16日

槇原敬之「赤いマフラー」

赤いマフラー
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槇原敬之
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<マフラーが指し示す「君」への想い>

 活動再開後、ずっとマジメなメッセージソングを歌い続けてきたマッキー。
 もともとこの人は、具体的な恋愛のストーリーを甘く切なく描く楽曲を作ってはいましたが、その中には何かしらの「気付き」や「反省」や「自問自答」、そして誰かを愛するための教訓のような要素は常にある人でした。『例えば髪を切るように/生き方は変えられない』(「ズル休み」より)『誰かを愛するためには もっと努力が必要』(「どうしようもない僕に天使が降りてきた」より)
 とはいえ、個人的には、いかんせん堅苦しいなあという印象がある曲が続いていた中で、ようやく前作「GREEN DAYS」でポップなマッキーの復活を感じ、今作ではすっかり以前らしさを取り戻したように思います。

 離れてしまった相手に渡す予定だった赤いマフラーを、自分で巻いて独り街を歩く。それは『渡せなかったプレゼントを/自分で使うサンタみたいだ』とちょっと滑稽めいていて、でも『君がいた証に思えるから』巻いていたい。
 冬の街の中の赤いマフラーは、もちろんクリスマスを意識したところも大きいでしょうけれど、EXILE「Lovers Again」に登場した『スカイブルーのマフラー』と同じく、色味のない中で鮮やかなイメージとして映ります。そして、その鮮やかさはそのまま、「君」への変わらない想いに繋がっているわけです。

 首を暖めるマフラーと、舞い落ちてくる雪。どちらにも果たせなかった思いや行動を重ねて後悔しているのですが、切なさは染みてくるものの、不思議とそこまで暗さは残りません。
 それは、ひとつにはメロディラインの暖かみがあるでしょう。幸せな歌詞を乗せたとしても、しっくり来るような感じ。そしてラストの歌詞も、後悔に溺れるだけではなく、『もし今君が現れたら/このマフラーを/君にそっと巻いてあげたい』と、振り切れてないながらもやはり暖かい言葉が綴られていまして。この点も、過度に暗く落ち込まない雰囲気に繋がっているんじゃないでしょうか。
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2008年04月13日

メルマガ、Vol.138発行。

メールマガジン≪現代ポップス雑考。≫
Vol.138 2008/04/13 発行部数:めろんぱん 443/まぐまぐ 249

<雑考バトン>
BoA「be with you.」
 〜少しオトナめな香り

<新着レビュー>
ジェロ「海雪」
 〜プロフィールだけではない「印象付け」


 ようやく引越し後の更新体制が整ってきました。
 まだしばらくはちょぼちょぼ様子を見てという感じになりそうですが、再びよろしくお願いいたします。

 とりあえずメルマガを1ヶ月ちょっと休止していたにもかかわらず、読者がほとんど減っていないということにかなり嬉しさを感じています。待っていただいた方のためにも、またいろいろ書いていきたいです。


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2008年04月12日

桑田佳祐「ダーリン」

ダーリン
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桑田佳祐
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<華やかなサウンドの中に滲む哀愁>

 横浜を舞台に、真冬の恋の終わりを描いた一曲です。
 ベテランならではの渋みがある…というか、たとえば横浜の地名を取り入れたご当地ソングっぽい作りとか、男の哀愁が滲むようなテーマ設定とか、『いいオンナがひとり/明日へと旅立つよ』みたいなフレーズとか、実に演歌・歌謡曲っぽい。それでもこの人がしゃがれ声で歌うと、新しさとか古さとか気にならなくなるのが不思議。

 今回は、『もう二度と結ばれぬ/運命と知りながら』という別れのシーンを扱っていながらも、明るいホーンセクションが賑やかに盛り上げています。クリスマスだからというのもあるでしょうし、『俺よりもいい男が/いるならそれでいいのさ』と、自分と離れての相手の新たな人生を送り出す、というはなむけの意味も込められているのかもしれません。

 しかし、笑ってさよなら…というだけの歌でもないように感じます。それはフレーズの端々からも漂っていますが、特に、横浜の名所の部分が、胸に隠した哀しみを物語っているかのようなんですね。
 『中華街で酔って朦朧/振り向けば山手のチャペル』なんていい例で、華やかに送り出そうとする一方で、自分は飲まずにはいられない。そこに響き渡る幸せそうな鐘の音が、より孤独を色濃くしているわけです。そんなふうに、賑やかめな楽曲も、押し隠した辛さを裏に持っている、と考えていいのではないでしょうか。
 『本牧埠頭で泣いて Walking』なんてのも物悲しいです。本牧埠頭からは横浜ベイブリッジが伸びていますが、対岸の大黒埠頭のようにデートスポットになっているわけでもない、だだっ広いコンテナターミナル。夜、独りで歩くには、寂しすぎる場所なんじゃないでしょうか。
 こうして、実際の場所から主人公の心情を滲ませる手法は、まさに演歌の世界からある手法です。具体的なイメージがあるぶん、聴き手の想像力を刺激しやすいのです。

 そんなわけで、『泣いたのは幸せな/お前が見れたから』…という言葉も、ほとんどは強がりなのでしょう。寂しさは表に出さず独りで噛みしめる、そんな男の哀愁が感じられる一曲です。
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2008年04月10日

今週の出張音楽コラム:4/10

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 今週は、こんな内容を書いています・・・



KinKi Kids堂本剛のソロワークは、これまで何度かの変遷を遂げています。

ジャニーズ事務所の中でも、デビュー以来シングル連続1位記録を更新し
続けるなど、高い人気とセールス力を持っているKinKi Kids。
叙情性の高い曲が多く、広い層に親しまれる音楽性も維持し続けています。

しかしながら、そんな中にあって、堂本剛のソロワークは明らかに異質です・・・



この続きは、本日発行されたメルマガにて掲載中。興味のある方は、どうぞ読んでみてください。
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2008年04月05日

TOKIO「青春(SEISYuN) 」

青春(SEISYuN)
青春(SEISYuN)
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TOKIO
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<無頼な世界観の中で一人「信じる」>

 2006年の中島みゆき提供「宙船」のヒットを(明らかに)受けて、大物に曲を提供してもらう頻度が急上昇しているTOKIO。またその流れの中で、「ひかりのまち」そして「本日、未熟者」と、歌謡曲的なサウンドと、男くさいうねりのあるボーカルスタイルを押し出したものが増えています。

 で、今回は長渕剛による楽曲です。
 全体のメロディラインや歌詞、そもそもはじめの長い「Oh〜」のコーラスからして名曲「とんぼ」も想起させるパターンで、実に長渕らしい感じです。歌い方もまた、まさに男くさいがなった感じ。…でも今回は、特に例の「Oh〜」とかがちょっとパンチが足りないような気も。

 テーマは「青春」ですが、いわゆる爽やかな青春ではなく、独りでもがき傷つく青春を描いています。『言葉がつたないだけです どうかわかってくれよと』と訴えたり、『負けた者たちの泣き言は ひとひらの枯れ葉さ』なんて表現してみたりなど、実に無頼な感じ。
 そんなふうに苦しみながらも、いつかはきっと道が開ける…なんて救いも、記述されてはいません。「わかってくれよ」と訴えてはいても、そのうち届く、きっと伝わる、なんて甘い考えはないのです。

 そして、進むことを諦めるとか、立ち止まってみるとか、そういう甘さもまたありません。
 そのうえで、『信じるのさ 永遠と未来と明日を』と高らかに歌い上げるわけですね。あくまでも「信じる」だけで、本当に報われるかどうかはやはりわかりません。出口も救いも描かれない歌詞世界が、この高らかな宣言を際立たせています。ギャップができているからこそ、「永遠」「未来」「明日」なんてベタな言葉に血が通ってくるわけですね。
posted by はじ at 14:29| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(た行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もう少しお待ちください。

 もろもろ事情があって、まだ通常どおりの更新を再開できない状況です。

 とりあえず、最低でもあと一週間は放置気味かと思われるので、まあ気長にお待ちください。
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