2007年12月18日

Kinki kids「永遠に」

永遠に
永遠に
posted with amazlet on 07.12.18
KinKi Kids CHOKKAKU 鈴木雅也 U-SKE Satomi 井手コウジ 紅茉來鈴
ジャニーズ・エンタテイメント (2007/09/12)
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<丁寧な作りのメロディラインが、静かな決意をそっと物語る>

 このところ、ジャニーズ事務所への大物アーティストからの楽曲提供が多数実現しているのはご存知の通り。
 TOKIOへの中島みゆき提供「宙船」「本日、未熟者」、甲斐よしひろ提供の「ひかりのまち」と、歌い上げる男臭い楽曲。嵐にはスガシカオから「アオゾラペダル」、再出発のNEWSにはなかにし礼作詞の「星をめざして」、などなど…
 ただ、闇雲に楽曲をあてがっているというわけでもなく。KAT-TUNは大御所プロデュースとそうではないものを順番にシングルにしていますし、TOKIOにアクの強いものを与え嵐やNEWSにはさらっとした作風の人を…など、意外性や話題性も取り入れつつちゃんと考えて売り出されているなあ、と感心します。

 今回のKinki kidsは徳永英明によるバラードですが、この組み合わせもいいですよね。キンキは、ジャニーズ勢の中でも叙情的で儚げ・切なげなタイプの歌を担当することが多いですし。
 徳永英明の楽曲は、天性のボーカリストっぷりを発揮したメロディライン。なんというか、「丁寧」です。抑揚を生みやすく、揺らめくような印象を聴き手に与えさせる面もあり、スローテンポで激しくはなくとも、動きを感じさせるものになっています。
 サビ頭の『永遠にキミとふたりで』だけを見ても、入りは上にちょっと浮いたサスペンデッドコードのような響きで入ることで、荘厳さを演出。かつ、「ふたりで」は3連符でじっくりと聴かせ、ここだけでぐっと印象を強めています。

 作詞は、「Anniversary」や「ビロードの闇」も担当しているSatomi。この人、中島美嘉「雪の華」もそうでしたけど、しっとりと穏やかな中に強い決意を心にそっと抱く、みたいなシチュエーション好きですよねー。今回で言うと、全体的にそんな感じだけど特に『傘もささず雨のなか/歩いた時に感じたんだ/この愛 守りたい…と』とか。
 『誰より アイシテイル』がカタカナなのは、その前の『こんな男ではあるけれど』を受けてのことなのかなあと。「愛している」と書くとシリアスすぎるし、ダメなやつだけれど…と前置きしているので今ひとつ決まらないような気がします。カタカナ表記にすることで、変に重くしすぎない印象になるわけです。また、「愛の本当の意味なんて本当はわからないけど…」というような想いも、もしかしたら背後に孕ませているのかも。


posted by はじ at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(か行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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