2007年12月03日

EXILE「時の描片〜トキノカケラ〜」

時の描片~トキノカケラ~
EXILE Sowelu DOBERMAN INC Daisuke”DAIS”Miyachi STY CHO GS KUBO-C TOMOGEN
エイベックス・エンタテインメント (2007/08/29)
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<さらっと流れる中に、ソツなくまとまった表現技法>

 昨年12月の「Everything」から「Lovers Again」「道」までの3ヶ月連続リリース、そして「SUMMER TIME LOVE」と、第二章としての活動を精力的に続けているEXILEです。ドラマ主題歌として、「山おんな壁おんな」に使用されることを想定して書かれた曲だそうで。

 今回は、イントロこそスクラッチの鳴り響くちょっとヒップホップ寄りっぽい出だしになっていますが、中身はいつものミディアムナンバーといった雰囲気です。むしろいつもよりも少々キラキラ感があるかも。
 サビのメロディラインを見ても、それほど大きな起伏がなく、盛り上がるドラマティックな方向は目指していない雰囲気です。さらっと染みる、くらいのイメージなのかもしれません。ハイトーンを歌い上げず、ファルセットも併用して軽く響かせているのも、同様の意図を感じます。

 「かけら」を「欠片」ではなく「描片」と表現していますが、これは素直に巧い表現だと思います。
 こういうのってやりすぎると鼻についたりするものですが、他にはこうした当て字表現はないですし、読みも自然に合わせていますし。何より、『涙で途切れた隙間 微笑みで埋めながら』というフレーズにもきちんと繋がってくるのがポイント。主題を据える言葉として、はっきりとした表現意図に立脚しているなあと。なので、ありがちな「とりあえずかっこよく言ってみました」感がないんです。

 詞の後の部分は、ソツなくまとまってい印象。あんまりわざわざ解説するようなこともなさそうです。
 あえて取り上げるとすると、『「答えなんてあるのかな?」』などの疑問文をカッコ付きにしているところでしょうか。呼びかけっぽさをより強く出していますが、これは受け手に「きっとあるよ!」あるいは「答えなんて要らないよ!」などの反応を促す形になっているわけですね。いわゆるポップス歌詞では<お約束>のフレーズを、あえて言い切らず疑問形にすることで、聴き手に補足させるテクニックです。


posted by はじ at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | J-POPレビュー男性(あ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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